辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本72】『これまでの服が似合わなくなったら。』山本あきこ ”「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!”

『これまでの服が似合わなくなったら。』「40歳、おしゃれの壁」を乗り越える!

山本あき

2019年8月 株式会社幻冬舎発行

 

 

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この方の本は、

『毎朝、服に迷わない』や『暖かいのにおしゃれになれる』を読んでいたので、

この本を見つけたときはドンピシャのタイトルにすぐ手にとった。

 

なかなか参考になったので、40歳以上の方是非どうぞ。

 

この本をおすすめしたい人

  • これまでの服が似合わなくなったが、どうすれば良いのか分からない人
  • 自分のコーディネートをブラッシュアップしたい人
  • 40歳を過ぎて、どんな格好をしていいのかわからない人
  • 年齢を気にしておしゃれにためらいがある人
  • いくつになってもおしゃれを楽しみたい人
  • 若作りではないおしゃれとは?を知りたい人

 

作者紹介

山本あき

スタイリスト。1978年生まれ。

女性誌や広告など多くの媒体でスタイリストとして活躍した実績と経験を持つ。その経験を活かし、モデルだけではない様々な人たちに似合い、取り入れやすい独自のコーディネート理論を確立。

「センスは持って生まれたものではなく鍛えられる」という信念のもと、一般の女性向けにスタイリングアドバイスを行う活動を開始。

予約と同時に申し込みが殺到する「予約の取れないスタイリスト」に。

「どんな人でもいつからでもおしゃれになれる」をモットーにこれまで1万人以上の女性たちを変身させてきた。

作ったコーディネート数は20万を超える。

著書に『いつもの服をそのまま来ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』『毎朝、服に迷わない』『暖かいのにおしゃれになれる』(いずれもダイヤモンド社)がある。

 

『これまでの服が似合わなくなったら。』より引用

 

 

この本のおすすめポイント

  • これまでの服が似合わなくなった事を、おしゃれを見直すチャンスにできる
  • 40歳を過ぎても自分らしさを加えたおしゃれを楽しめる
  • 年齢をネガティブに捉えず、受け入れたおしゃれができる
  • これまで着なかった色もチャレンジするきっかけになる
  • プチプラブランドの使い分けができる

 

心に残った点・役に立った点

 

「TPOP」のすすめ

 

まず、この本に共感したのは、

「おしゃれは自分本位がちょうどいい。」

という一文。

 

40オーバーのおしゃれというと、

あれを着てはだめ、これを着てはだめ、これは似合わないという禁止事項がならぶ本もある。

 

でも、おしゃれは自分がどういう気持かも大事。

そのためのおしゃれでもあるものね。

 

山本あきこさんが気がついたこととして、

”大人の女性のおしゃれは、「自分本位」くらいでちょうどいいということとのこと。

 

「自分本位」というのは、自分の気持ちを大切にして、自分らしいファッションを身につけること。

どんな人でも、自分らしいファッションを身にまとうと、自分に自身が持て、キラキラと輝いていくのだそうだ。

 

この自分本位のファッションを素敵に見せる考え方が、

「TPOP」。

時、場所、場合にふさわしいというのがTPOだが、

それだけだと、他人目線だけ。

 

自分の心もしっくりこない。

だから、山本あきこさんは、

「TPO」に「Produce(自己プロデュース)」を加えた「TPOP」をおすすめしているそうだ。

 

この考え方は、40オーバーの女性たちにしっくりくるのでは?

 

そして、なんだかもう一度おしゃれが楽しくなりそう!

 

 
華奢になった首筋と鎖骨は大人になったからこそもらえるプレゼント

 

これは、ほんとうに納得。

 

30歳になったばかりの時、

突然、ネックレスが映えるようになったように思えた。

 

それは、鎖骨周りの肉が落ちて鎖骨がはっきり見えるようになり、

なんだか華奢になったと勘違いした(が、それは年齢のせいだとすぐわかった)

 

鎖骨周りの肉が落ちた事は、ちょっとがっかりしたけど、

華奢になってちょっと嬉しかったなぁ。

 

この本では、デコルテを出す服をおすすめしている。

 

ある程度の年齢になると、デコルテの空きがあった方が

肌がレフ板効果になって顔周りがスッキリ明るく見えることに気がついた。

 

だから、デコルテ周りにある程度の空き領域をもってくるのは、

ほんとうに効果があるので、何だかこの本を読んで嬉しくなった。

 

色をもっと自由にまとう

私が最もこの本でウキウキしたのは、

第3章 色をもっと自由にまとう。

 

社会人生活も長くなると、

無難な色ばかりになってしまう。

 

会社に行く時はしょうがないかもしれないが、

やっぱり気持ちも変わらない。

 

ハッ!としたのが、

「選ぶべきは、にごりのない空っぽい色」

という文。

 

「40代からは土に還るより空に向かおう」

も、思わず笑ってしまったけどなるほど!と思う文。

 

ラベンダー、水色、ミントグリーン、レモンイエローなどのクリアな色を顔の近くにもってくると若々しくなるとの事。

 

肌色との相性が気になる場合は、ボトムスに持ってくるのもおすすめだそうだ。

 

私はどちらかと言うと、ボトムスは黒が多いので(よくよく考えるとマンネリだなぁ)

ボトムスにクリアな色を持ってくるのは是非挑戦してみたい!

 

118ページの、季節別取り入れたい色たちのステキ。

秋と冬に載っている色合いをあまり持っていないので、

季節を意識した買い物をしたいなぁと思った。

 

個人的には、117ページのコーディネートが好き。

ジャケットにポイントの赤のペリーコの靴がきれい。

ペリーコ、サンダルを過去に持っていたけど(あまり活用せず終わった)、パンプスはやっぱりステキだなぁ。

 

ベージュコーデはやわらかさと洗練が手に入る

若いときはあまり好きではなく、

年取ったら好きになったのがベージュ(なぜだろう?)

 

ベージュの持つ洗練が好きになった。

 

イタリアの女性がベージュ系をステキにコーディネートしているのを見て、目からうころが落ちたこともある。

 

グレーをベージュに置き換えるとの事だが、

ベージュは女性をやわらかく優しく見せてくれる色なのだそう。

 

そして、この本で提案しているのは、

全身ベージュのコーディネート。

 

ステキ!

でも、難しそう!

 

と、瞬時に思う。

 

ポイントは素材感に差を出すことだそう。

素材を変えることでメリハリが生まれるとの事。

 

これはぜひやってみたい。

(ベージュはトップスしか持っていないし、必ずボトムスに濃い色をあわせていた)

 

GAPはデニム。これ、王道

このタイトルは思わず頷かずにはいられない。

GAPのデニムはサイズ展開が豊富なので、

40歳オーバーの女性には助かる。

 

ストレッチがきいているものが多いので、はきやすいし。

ラインもきれいなものが結構あるし、デニムは色んなラインが出ているので合うものを選べる楽しさもありますよね。

 

「安ければなんでもいい」ではなく、

プチプラブランドで選ぶアイテムを決めるという判断基準があるといいというのはとても納得!

 

そして、ファッションで人生が変わった人たちの例も。

 

楽しそうな笑顔を見ると、やっぱりファッションて楽しいし、

大事だなぁーと思う。

 

おすすめの本です!