辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本92】『香り野菜が好き!』さっぱり、ピリッとくせになる!おかずとおつまみ 堤 人美

『香り野菜が好き! さっぱり、ピリッとクセになる!おかずとおつまみ』

堤 人美

2018年 一般社団法人 家の光協会発行

 

 

春になると美味しくなるのが、

山菜、たけのこ、三つ葉、パセリ、クレソンなど。

春のエネルギーいっぱいに感じる苦味や風味、香り。

 

この本は、ねぎ、せり、三つ葉、にら、セロリ、春菊、青じそ、木の芽、シャンツァイ、バジルなどの「香り野菜」を使ったレシピが載っている料理本

 

今の時期にぴったりのレシピものっているし、

しかも美味!

 

この本をおすすめしたい人

  • 香り野菜が好きな人
  • 香り野菜のレシピをあまり知らない人
  • 香り野菜はいつも脇役の料理の人
  • いつもと違ったおかずとおつまみを作りたい人

 

作者紹介

堤 人美(つつみ・ひとみ)

料理研究家。出版社勤務の後、料理研究家のアシスタントを経て独立。

書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、CMの料理制作、企業のレシピ開発など活躍のバは幅広い。

提案するレシピは、簡単に作れるのに、おしゃれで美味しいと評判。

香りのある野菜が大好きで、料理に使う際は「たっぷりと」が信条。

一番好きな香り野菜はパセリ。

『1肉1野菜で作る!主役級!肉サラダ』(グラフィック社)、『和中華』(主婦と生活社)、『肉も野菜も、しっとりふっくら。かんたんに作れる フライパンで蒸し料理』『主菜別 献立がすぐ決まる 副菜レシピ帖』(ともに家の光協会)など、著書多数。

『香り野菜が好き!』より引用

 

この本のおすすめポイント

  • 香り野菜が主役のレシピ本はあまりない
  • どれも洒落たセンスのレシピで見た目も綺麗
  • 香り野菜を存分に楽しめるレシピ
  • 思ったよりもクセが少なく食べやすく美味
  • 香りが良い野菜メインなのでおつまみにもとても良い

 

心に残った点・役に立った点

和風と洋風の香り野菜

57ページに載っている、

作っておくと便利な「香り野菜ミックス」は、

「和風・香り野菜ミックス」、「洋風・香り野菜ミックス」の両方が。

 

「和風・香り野菜ミックス」は、

細ねぎ、三つ葉、しょうが、みょうが、ししとうがらし。

 

「洋風・香り野菜ミックス」は、

香菜、ディル、ミント。

 

和風と洋風の両方が載っているので、

作っておくと気軽に色々使える。

自分でアレンジ可能。

ディルなど売り場では見てもあまり使わない香り野菜を使って見るきっかけにも。

 

それぞれ、3日、5日と保存可能なので、

作っておいて何種類かの料理に応用可能、

そして香り野菜の使い方の勉強にもなる。

 

 

ストック術

大葉や細ねぎなど、大好きで良く購入するのだが、

いつのまに冷蔵庫でクターッとなっていることが。

 

この本では、香りやおいしさを長持ちさせる保存法も載っている。

立てた状態で水につけて保存やペーパータオルを使う保存。

これをするのとしないのでは段違いだった。

 

ねぎ、香菜とそぼろのあえ麺

 

これは実際につくった時の写真。

 

 

九条ねぎがシャキシャキで本当に美味しかった。

あっさり味に見えるが、うまみもばっちり。

九条ねぎ、こんな使い方は目からウロコだったので、

本当に新鮮に感じられたレシピ。

 

九条ねぎ大好きなので、

このレシピに出会ったときの喜びはかなりだった。

九条ねぎ、手に入った方はぜひ作ってみてほしいなと思う。

九条ねぎ明治屋に行くと結構な頻度で売っている気がするので手に入りにくい方は見てみてくださいませ)

 

青じそとさばの揚げ餃子

 

38ページに載っている

青じそとさばの揚げ餃子。

 

こちらも美味であった。

 

作ってみると、なぜ揚げ餃子にしたのかが納得。

 

さばはクセがあるように思えるが、

こちらのレシピだと、生のさばをスプーンで身をかきとり包丁で細かく叩くので、案外あっさり味になる。

そこに青じそが加わるのだから、さばの風味に青じその香りで

さっぱり味だがひと味違う餃子になる。

焼きではなく、揚げでコクを出しているのが、

この方のセンスだと作ってみて思った。

 

これは青魚も摂取できるし、

お酒にぴったりのレシピだった。

 

他にも

「にらどっさり卵とじ」

「ほぼパセリのかき揚げ」

「ひじきの青じそ炒め」

なども、本当にかんたんなレシピだけど素敵に美味しい。

 

「ひじきの青じそ炒め」は

ひじき+青じそという組み合わせにびっくり。

これは煮物ではなく、炒めもの。

ご飯のおかずにもぴったり。そして何よりかんたん。

 

堤さんのセンスを何より感じたのは、

「バジル風味のフムス」

 

フムスは大好きだが、バジル風味とは!

と驚いたレシピ。

 

おすすめです!