【おすすめ本10】30代から知っておきたい 大人女子のお金レッスン 五丈凛華【営業 女子】
この本を購入した時は、今よりもお金に余裕があった時。
それでも、
「このままでいいのか。」
「一度きりの人生なのに、どんよりと過ごしている。」
「働く事、お金を稼ぐ事に恐怖がある。」
「自分なりにお金を得られたら。」
「節約術ではないお金のレッスンが知りたい。」
と悩んで目が覚める夜もあったりして購入したこの本。
この本をおすすめしたい人
「このまま今の会社で働くのは、もうイヤ!」
「自由に使えるお金で自分らしい人生を送りたい」
「このままだと、将来や老後が不安…」
「好きな人と好きな仕事をして、楽しい毎日を過ごしたい」
「もう年齢的に、やり直しなんて無理……」
「私の人生、こんなもんじゃない!」
「お金、美しさ、自由……、全部を手に入れたい!」
『大人女子のお金レッスン』表紙カバーより引用
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こんな風に思っている女性におすすめ
作者紹介
五丈凛華
和菓子職人から(株)ABCcookingstudioに入社。
突然配属された営業部にて、セールスを徹底的に学ぶ。
最初2500人の全営業マンの中でも最下位の成績だったが、独自のマーケティング理論を確立し、年間売り上げ全国1位を獲得。
独立後は、起業家育成コンサルタントとして500人に対し500種類の企業モデルを提供し、幸せな独立をサポート。
独立開発した「COMASマーケティングを駆使して、”売れる起業モデルの仕立て人”として、一人でも多くの人がストレスフリーで幸せな起業を実現できるよう活動している。
クライアントはまったくゼロからの起業初心者から有名著者、企業など多数。
『大人女子のお金レッスン』より引用
この本のおすすめポイント
- 女性ならではの特質に特化して説明
イマジネーションの世界を楽しむのが女性。
でもイマジネーション力が高い女性ほどリッチから遠ざかってしまう。
(現実に戻ったときの「落差」にダメージが大きいのも、イマジネーション力が高い女性ならでは)
→「現実の壁」を打ち破る魔法のフレーズを使う
- ”巷にあふれる「お金の知識」”は、男性向け
確かに、「人が寝ている時に働く」とか「人の何倍も働く」などのフレーズは男性は良いけど、体力的にも女性は難しいし結婚すれば家の事や家族の事も同じようにやりたいなど、男性とは違う女性にあった働き方をしたい人は多いはず。
- リッチな「金銭感覚」を身につけるレッスンの章がある
初めにこの部分を読んだ時は「まぁ、どこかで読んだことがあるような内容だなー。」と正直思ったのも事実。
だが、今読んでみるとあるある、私にもあてはまるなーという部分が多いのにびっくり。
「仕事を頑張る」→「ストレスが溜まる」→「自分を癒すためにお金を使う」→「仕事を頑張る」
このスパイラルを見ると、「何かを買うために働いているのか?」、それとも「働くために買っているのか?」が、よくわからなくなってきます。
『大人女子のお金レッスン』より引用
女性なら、このスパイラルに共感する方も多いのでは?
女性は、綺麗なものや美味しいもの、センスが良いもの、ワクワクするものが大好き。
なので、ストレスが溜まるとそういうもので、自分の心が潤うような気持ちがするもの。
でも、作者はそうではなく「現在を満たす」のではなく「未来に増える」ことを楽しみに目的をもってお金をつかうべきとバッサリ。
お金を使う時も「お金の元を取る行動」を起こすような買い物ならOKとの事。
これは、簡単なようで難しいけど実行してみようと思った箇所。
- 価値に見合ったお金を堂々と請求する
女性に多い「プア起業」
確かにそうかも。
素敵なものや素晴らしいものを作っても、安く売ってしまったりすることは多いのでは?
女性ならではのサービス心もあるだろうし、趣味から始まったものだとそれでお金をたくさんもらう事に抵抗感や遠慮などもあるかも。
お金をいただくことに、何故か「申し訳ない」と思う人もいると思う。
結局「自分に自信を持つこと」が大事なわけだが、
それを一言で言われても、女性は控え目に生きる事を子供のころから価値観として持っている人も多いような気がするので、なかなか難しかったりするのだ。
そこで
この本にある「ホントの価格」の付け方などを参考に、
値段の付け方を学ぶのも良いかも。
- 自分では「才能」と思っていない事でも「才能」になる
◆言葉づかいが上品でやわらかい
◆洋服のセンスが抜群にいい
◆おいしそうに料理の盛り付けをする
◆人を褒めて、気持ちよくさせられる
◆元恋人と復縁した経験がある
◆トイプードルのことを語らせたら日本一
『大人女子のお金レッスン』より引用
これらすべてが、ビジネスとしてお金が稼げる才能との事。
これには「えーっ?そんなので良いの?」と目から鱗が。
心に残った点
この本は、起業のノウハウを教えている本ではない。
だから、そういう丁寧な起業ガイドを求めている人には物足りない本かもしれない。
でも、”女性起業家”や”自分の才能を生かしてお金を稼ぐのは特別な人”という思い込みがある人にとっては参考になるかも。
最初の行動のハードルが低くなるからだ。
私自身もそうだが周りをみても、女性は、自分のためよりも、夫のため、子供のため、両親のためなど周りを優先しがち。
(それも女性ならではの素晴らしい特質なのだが)
自分を動かすための欲求は、もっとワガママでよい。
行動は謙虚に、でも欲求は子供のように。
そう背中を押してくれる。
作者は、
「40歳はオンナの墓場」と思いこんでいたそうだが、
その年代になってみると「言うほどでもない」というのが率直な感想との事。
女の本当の幸せは、他人からもらうものではない
老いを悲観して、過剰に若さを切望するのは、今を生きる自分を否定することと同じ
なんだか、沁みるなぁ。
今に生きてなかったなぁ、私。
考えてみると、25歳で老いを悲観し、
30歳でも老いを悲観し、
ずーっと悲観してきたものねー。
とりあえず
「請求書ダメージ」の思わぬ落とし穴
という箇所にドキッと(ダメージ)したので、早速実践してみようと思う。