【おすすめ本54】図解でわかる メール営業 平野友朗 ※悩める営業マンを救うメール活用法
『図解でわかる メール営業』平野友朗
株式会社 秀和システム 2018年発行
仕事上でメールのやり取りをする時は、
言葉遣いや内容など、細かいところでちょっと悩むことがある。
この大体はわかるけど”ちょっと迷う部分”を知りたくて手にとった本。
この本をおすすめしたい人
- ビジネスメールで好印象を与えたい人
- メールで接触回数を増やしたいが、どうしたらいいかわからない人
- メールでアポイントは難しいと考える人
- 営業マンのメール活用術を知りたい人
- 営業マンのメール活用術についてざっと内容を確認したい人
作者紹介
一般社団法人日本ビジネスメール協会代表理事。株式会社アイ・コミュニケーション代表取締役。
1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類(認知心理学専攻)卒業後、広告代理店勤務を経て独立。
ビジネスメール教育の第一人者として知られ、メールマナーに関するメディア掲載1,000回以上。メールを活用した営業手法には定評があり、メールウェブマーケティングを駆使して5,000社の顧客を開拓。
メールスキル向上指導、組織のメールに関するメール策定、メールの効率化による業務改善や生産性向上などを手がけ、官公庁や企業などへのコンサルティングや講演、研修回数は年間120回を超える。
『図解でわかる メール営業』より引用
この本のおすすめポイント
- 見開き左が解説、右がイラストなのでイメージしやすい
- 営業職に特化した事例が載っている
- 自分だったらどのように使うか考えながら読み進められる
- 丁寧さを重んじるマナーの観点ではなく、営業の観点から書かれている
心に残った点・役に立った点
営業メールのポイントは「内容」と「タイミング」
- 型にのっとり、正しい日本語と丁寧な表現が使えていること(それだけで「メールができる」「常識がある」という印象を与える)
- 適したタイミングで送る(タイミングを外さなければ受け入れてもらえる、タイミングが悪ければ見向きもされない、かえって不快感を与える)
要するに、「こちらの事を考えているな」「配慮してくれているな」「気が利くな」と思って貰えれば、メールは無視されないとのこと。
さらには、痒さを意識させる前に手を差し伸べることができればベスト。
これらは難しそうに見えるが、意外と簡単。
それを書いたのがこの本、との事。
営業は悪いことではない
営業マンで、「営業をされたら嫌だから営業をしない」と考える人はいないだろうか?
(私もその部分はちょっとある、、、)
営業が悪いことと考えると何もできない
↓
営業マンがいるから、お客様は商品やサービスを買うことができる、より深いプロからのアドバイスがもらえる
表面上はそう思っていなくても、心の底では迷惑かも、、、と腰が引けている部分があったなぁーと気がついた。
この部分が違うと、「メール送ったら迷惑かなぁ」「面談のお礼メール送るけど、読むのが手間だなぁと思われないかな」などといういう気持ちがなくなって、フットワーク良くメールを送れるようになりそう。
開封される件名の付け方
メールの件名は、ちょっと悩む時がある。
それが、この本を読んでヒントを貰えた。
件名はメールの開封を左右する、との事。
「ご相談」「お願い」だけではダメ。
これは誰もがわかる部分。
○ビジネスメール研修日時のご相談
☓ご相談
○コストを20%削減できる採用企画のご提案
☓ご提案
この本を読んで今回参考になったのは、
「~ついて」「~の件」は使わない
という点。
(営業メールは件名が勝負)
○見積もりの値引き額についてのご相談
☓見積もりの件
○新サービス(○○)ご提案日時のご相談
☓日時について
○資料(○○)到着のご確認
☓資料の件
要するにメールの主旨がわからない件名はダメだということ。
宛名を省略すると失礼な印象を与えることも
初めてメールを送るときや目上の人に送るときは、相手が宛名に対してどのような印象を抱くかわからないため、全て書いたほうが無難との事。
この辺は気をつけていたが、省略するのは失礼な印象を与えるというのは勉強になった。
例えば。
○株式会社
☓㈱
○財団法人
☓(財)
○ホールディングス
☓HDD
など。
接触回数を最大化するために
私がこの本で一番役に立ったのは、この部分。
つながりを維持するためのメールの書き方。
イベントの前日に電話すると先方の予定の調整は難しい。
ホームページで告知する前に予告のメールを送っておく。
そして、申込みの受付が開始したらすぐに知らせる。
返事がなくても、開催日までに2~3書い連絡する。
参加できなければ、当日の様子をメールする。
この部分は、なるほど!と思った。
もう1点参考になった部分。
予告を効果的に使う
営業マンは反応がない場合、次の一手に悩むわけで。
それがメールを書けない原因になる。
↓
メールを送ることをあらかじめ伝えておく
- 「次回のイベントの日程が決まったらお知らせします」
- 「また来週連絡します」
など。
これは、早速使いたいと思った。
営業マンでメールに悩んでいる人、簡単に読める内容の本なのでおすすめです。
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