『幸せをつかむ!時間の使い方』 和田裕美
ダイヤモンド社 2006年第2刷発行
今年の手帳を探しに書店に行った時に手にとって気に入ったのが、
この作者の営業手帳。
その手帳を使うようになって、和田裕美さんの著書を読むようになった。
この本を読めば、営業手帳のうまい使い方やタイムマネジメントの方法が載っているかもと思い読んでみた。
この本をおすすめしたい人
作者紹介
和田裕美(わだ・ひろみ)
京都府生まれ。英会話学校やアパレルメーカーの事務職をへて日本ブリタニカ株式会社に入社。営業で世界142支社中2位、年収3800万円の個人記録を達成、渋谷区の長者番付にも名を連ねる。
代理店制度廃止後、同社で正社員となり、後に最年少の営業部長に就任、全国の20支店、100名のスタッフの管理と教育にあたる。2001年6月に独立、株式会社ペリエを設立。大手から中小企業まであらゆる業界の営業マン育成、コンサルティングに携わり、実績を上げている。公演・セミナーともに、依頼者からのリピート率98%というインキを誇る。
(以下略)
『幸せをつかむ!時間の使い方』より引用
とくとくガスAPプランでアマゾンプライム永年無料+ギフト券4500円
この本のおすすめポイント
心に残った点・役に立った点
この本は、効率的な時間の使い方というより、
”仕事時間が楽しくなれば人生も楽しくなる”ということを主題にした本かもしれない。
だから、時間の使い方のテクニックを学びたい人には向かない内容とも言える。
和田裕美さんが提唱している、
「陽転思考」をベースにした時間の使い方の本。
なので、
・気持ちの切り替えを早くする
・「どうしたらいい?」ではなく「どちらを選ぶ?」
・プライベートと仕事は分けて考えない
・「これになら時間を捧げられる:と思えるとき
といった内容が最初の方にテーマとして載っている。
具体的な方法は、
・早くできそうなことから手をつける
・優先順位を横に並べて考えない
・「聞かなくていい話」に時間をとられない
・嫌と言えなくて忙しい人にならない
・お金で時間を買う
など。
留守電にはメッセージを
個人的に役に立ったのは、
「留守電にはメッセージを入れよう」
ということ。
仕事で相手の携帯電話にかけたとき、
留守電に切り替わったときはメッセージを入れていなかった。
メッセージを残すより、ちゃんと伝えなきゃという思い込みがあったのだ。
それと、緊急の用事ではない場合は、留守電に入れないほうがいいかなという思い込みも。
これを読んで、
要件が明確で返事が欲しい場合は「いつまで」メッセージを残すと良いことがわかった。
「いつまで」をメッセージに残すと、相手が優先度を判断できるのだそうだ。
留守電に入れるのって、苦手な人も多いハズ(私もそうだ)
だが、ちゃんと「いつまで」返事がほしいと連絡するのは大事なんだと、改めて思った。(これはメールでもそうですよね)
いま、この時間の気持ち
その未来が幸せになるか、不幸せになるかというのは、いま、この時間をどんな気持ちで過ごせているかがどうしても関係してしまうから、落ち込んでもできるだけ早く陽転思考して切り替えて、この瞬間、この瞬間に「わくわくボタン」を押し続けることができると、きっと未来も「わくわく」になっていて、この瞬間に「不安ボタン」を押すと、きっと未来も不安が来ると思うんです。
時間はいまらか未来へとつながっているから。
『幸せをつかむ!時間の使い方』
6章「大切な時間」を「大切な人」に使うために より引用
この部分を読んで、なるほどと思った。
「わくわくボタン」とかの表現は、正直に言って「?」と思ったが、
”いま、この時間を大事にすること”はやはり心しなければならないと思った。
私は、過去を悔やんでばかり、
未来に不安を感じてばかり。
そのことを反省することができた。
いま、この時の気持ちに気をつけていこうと思った。
手帳を使って時間管理
商談では必ずメモを取りながら話を聞く。
細かく書くとの事。
話を聞くポーズでメモを取るのではなく、本当に言われたことを記憶するために手帳にメモを取る。
これは、やはりやってみると後から役に立った。
週の前半で目標を設定するということも書いてあったが、
そちらはなかなか難しくて課題になっている。
営業手帳のヒントは書いてあるが、
正直数ページのみだった。
営業手帳の詳しい使い方を期待するとちょっと違うかもしれない。
|