『崑ちゃん・鎌田式 老化のスピードを緩める最強の習慣!』
大村崑 鎌田實 著
2025年1月20日 初版発行
発行:株式会社 潮出出版社
93歳の喜劇役者と76歳の医師が90歳の壁を悠々と越える健康法を披露!
筋トレ、食事、生活習慣・・・・・・
すぐ始めて、元気ハツラツなシニアライフに!
父は高齢になったけど、地域のジムに行ったりして運動している。
夫は座りっぱなしの生活。
父よりはるかに年下の夫の方が歩きにくくなっている。
そのヒントがあるのでは?と思い、購入。
両親にも貸し出して両親も3回読み直したとの事、私も刺激を受けた本。
なにより93歳と76歳でも筋トレすればこんなに色々改善するのかと驚いた。
何歳からでも諦めずにすむと感じる本なので、ご紹介します!
この本をおすすめしたい人
- 歳をとっても活動的でいたい人
- 老化のスピードを緩めたい人
- 筋トレは若くなければ無理と思っている人
- 元気ハツラツなシニアライフを送りたい人
作者紹介
大村 崑(おおむら・こん)
喜劇役者
1931年兵庫県生まれ。
キャバレーのボーイ、司会業を経て、コメディアンとしてデビュー。
「やりくりアパート」「番頭はんと丁稚どん」「鞍馬天狗」などに出演。
「崑ちゃん」の愛称で親しまれる。
大塚製薬「オロナミンC]のCMで子どもから大人まで幅広い層に好かれる国民的タレントに。日本喜劇人協会会長などを歴任。現在は講演活動で全国を駆け回りながら、映画にも出演。精力的に活動を続けている。
著書に『崑ちゃんの90歳 今が一番、健康です!』(青春出版社)など。
鎌田 實(かまた・みのる)
医師・作家
1948年東京都生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた。
「地域包括ケア」の先駆け作り、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた。現在諏訪中央病院名誉院長、地域包括ケア研究所所長。チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ100回を越える医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援(JCF)。2004年からはイラクの4つの小児病院へ4億円を越える医療支援を実施、難民キャンプでの診察を続けている(JIMーNET)。東北はもとより全国各地の被災地に足を運び、多方面で精力的に活動中。
ベストセラー『がんばらない』他、著書多数。
(『崑ちゃん・鎌田式 老化のスピードを緩める最強の習慣!』より引用)
この本のおすすめポイント
「崑ちゃんは八十六で筋活を始めた」
なんと86歳になってからライザップのトレーニングを始めた崑ちゃん。
男性の平均寿命=約81歳をこえてるし、普通の人ならもう諦めてしまう年齢。
そもそも崑ちゃんは昔から虚弱体質だったそう。
19歳で結核を患い右肺を部分切除し、医者からは「40歳まで生きられない」と言われた。
58歳の時には初期の大腸がんの手術を受けている。
きっかけは、奥様とデパートにジーンズを買いに行った時、ウエストが100センチあることが判明。
直後に新幹線で偶然会った梅沢富美男さんに遭遇。
当時、70歳を目前にしていた梅沢さんは昔と変わらずスマート。
梅沢さんからの話でライザップの事を知る。奥さんからジムに一緒に通うことを誘われた崑ちゃん。こうしてジムの門を叩くことに。
2ヶ月あたりから効果が出てきたことに加え、食事などの生活習慣も改善。
「不調の数々がことごとく改善」
その結果、数ある不調がことごとく改善。
そこに載っている崑ちゃんの写真がすごい。
姿勢がまず違う。
ぽっこりしていた下腹が無くなり、猫背で頭が前に出ていて、反り腰がなくなっている。
これはスクワットの効果が大きいそうだ。
最初の頃は、スクワットができずひっくり返っていた、できてせいぜい4回。それができるようになって今では家で20回、ジムでは20キロのバーベルを担いで行っているそうだ。
スクワットを継続すると、骨盤底筋群が鍛えられて頻尿や尿もれの改善にもなる。これが崑ちゃんの睡眠の改善にもつながった。
トレーニング前の崑ちゃんは寝付きが悪く、睡眠薬を飲んでもなかなか寝付けなかった。夜間頻尿で中と覚醒が何度もあった。
スクワットを始めるとまず夜間頻尿がなくなった。疲れるようになったから、寝付きもよくなった。
すごい。筋トレの効果にびっくり。
それも高齢になってから始めたにも関わらず、不調がなくなっている。
「自宅でできる筋トレ」
誰もがジムに通えるわけではないので、自宅でできる筋トレメニューが載っているのはありがたい。
1スクワット
2腕立て(膝立て)伏せ
3鎌田式かかと落とし
4フロントランジ・バックランジ
5小物を使った筋トレ
載っているのは無理のないメニューだが、
普段全く運動していない人は最初きついかも。
フロントランジ・バックランジを76歳の鎌田先生が軽々と行っている(ように見える)のがすごい。
本を読んだ人も少しずつチャレンジできるような内容。
私もやってみよう。
(私は高齢ではないが、運動不足で椅子から立ち上がるときに、以前は感じなかった不可を感じるようになったので)
他にも、ロコモ度テストや食事法なども載っている。
食事法についてはあっさりめの内容ではあるが、その分気軽に始められそうな内容。
とてもおすすめの本です!