『おそらく彼は「もう1度話し会おう(涙)」と来ます。でも実は、「しばらくほっておいたら、どうにかなるだろ」と思っています。』
サブタイトル:男の本音を密告する「恋の男子更衣室」
2015年10月 初版発行
株式会社ワニブックス発行
以前、山田玲司氏のyoutubuを観ていた時期があって、
なるほど!と思う視点があり書籍もいくつか読んだことがあり。
「AM」というサイトで「男子更衣室へようこそ~男の本音から解く実践型恋愛相談室」という連載に加筆修正し、まとめたものがこの本。
男性はかっこつけたい生き物なので、
女性の前では必ずしも本当に思っていることを話すわけではない。
この本は「みっともない男の本音」をお届けするというコンセプトらしく、女性がわからない男の本音がたっぷり。
おすすめです!
この本をおすすめしたい人
- 恋愛で悩んでいる女性全般
- 男性の本音が知りたい人
- 恋愛で男性に傷つけられた、または傷が残っている人
- 自分の自身がない女性
- 機嫌よく生きたい人
作者紹介
山田玲司(やまだれいじ)
1966年東京都生まれ。
20歳で漫画家デビューし、恋愛のマニュアル化を風刺した『Bバージン』で一気にブレイク。
近年は”モテ”の絶対理論を語った注目作『モテない女は罪である』を発表。
大人の恋愛サイト「AM」で様々なケースの恋愛相談を受けるなど、「いったい男は何考えているの?」の問いに答えられる稀有な存在となる。
著名人との魂の対談漫画『絶望に効く薬』シリーズや、
『非属の才能』(本屋大賞、中二賞受賞)といった新書でも知られる。
『おそらく彼は「もう1度話し会おう(涙)」と来ます。でも実は、「しばらくほっておいたら、どうにかなるだろ」と思っています。』より引用
この本のおすすめポイント
「30代処女の皆さんへセックスは戦いではありません」
いいですか?はっきり言いますよ。
ほとんどの男が「処女が好き」です。
簡単に言えば好きな女の「初めての男」になれたら嬉しいという「当たり前の感覚」が大半の男にあるからです。
そして「処女って面倒じゃん」とか言っている男のほとんどが「クズ」です。
(中略)
過去の男がすべて比較の対象になるので100人と寝てきた女と寝る事は「100人中何番目なのか?」という試験を受けるのと同じだからです。
(中略)
SEXは戦いではありません。評価大会でもないんです。
お互いの体を優しくいたわる行為です。優しく触って、撫でて、そして自然とその先に行けばいいでしょう。
「三十路ですが処女です。どう卒業すればいい?」より引用
これ、私の友達に昔、伝えてあげたかった内容。
私の友達は進学校卒業でプライドが高く、でも処女なのがコンプレックスで、悩んでいた。そして30歳の頃友達としては好きだけど、、、というような中学生の頃からの男友達として卒業。
周りはみんな経験しているのに、自分だけ、、、、。と悩んでいたので、気分が楽になったのならそれはそれで良しだったのかもしれないけど。
思えば、男性も女性もいつも何かと戦っている?
つねに何かと比べている?
これを読んでそんな事をふと思った。
彼氏がいたことのない私が恋をするには?
まず知って欲しいのは男も女と同じ「人間」だという事です。
異性として(恋愛対象として)意識しすぎると、ちょっとした事も「愛の戦い」になって大変です。
女と見ると(異性として)意識しすぎて挙動不審になる男も多いのですが、こういう男子はモテませんよね。相手が可愛くても、セクシーな服着てても「普通の態度」ができる男がモテますよね。
そこは女の人も同じで、男に対して普通で、公平な態度で接してくる女の人に男は交換を持つものです。
(中略)
男に慣れるためにはまず「気楽に話ができる男友達」を増やすことです。
まずはすべての男性を「恋人候補」から外してみてください。
「彼氏がいたことのない私が恋をするには?」から引用
このアドバイスにはなるほど~!だった。
確かに、モテる人は意識が外に向いていて、誰にでも平等に話しかけ、対等な態度を取れる人。
その上で、「中学、高校の時にハマっていたモノ(もしくは今ハマっているモノ)の話」を聞けば話を盛り上げるのは簡単だと。
どうです?彼氏が欲しい女性の方、この本を読むと気楽になれるかも。
バツイチ、年齢・・・・・いつ男性に話せばいい?
このお悩みはピーチさん、39歳。
相手は10歳歳下の彼と知り合いいい感じの関係になったが、
自分の年齢、バツイチであることも伝えられず、「何を考えているか分からない」と言われ付き合うまでに至らなかったとの事。
これに対するアドバイスは。
「アラフォー」も「バツ1」も「嫌われる理由」にはなりません。
(中略)
そもそも「チキンロリ野郎」は、大人の女には口説いて来ません。
ほとんどの男は、ある程度の年齢の女の人なら「バツ1」くらい普通の事だと思っています。
(中略)
彼といい感じになって、どんどん好きになって「実は私は・・・・・」って過去を話したら、どうせ私は嫌われるんだ、という感情(いつもではなくても)がそうさせているのだと思います。
そしてこういう感情は2人の会話を「息苦しい心理戦」にするのです。
特に女の人の「どうせモード」は、男にはとにかく「めんどくさい」と感じさせます。
「どうせ」がきたら「そんなことないよ」といわなければならないからです。
(中略)
「惚れた弱み」ってやつは、女にとっても男にとっても「強烈な効果」があります。
人を観葉にさせる(寛容なフリをさせる)効果です。
「バツイチ、年齢・・・・・・いつ男性に話せばいい?」より引用
これこそが、この本の醍醐味。
男性の本音はこうなのか!と目からウロコ。
「どうせ」がきたら「そんなことないよ」と言わなければならないから「めんどくさい」、、、、。
そうかー、そうだったのかー!
これ以外にも、「めんどくさい」と思わせるワードがありそう、
そして私は結構言っていた(現在も)と思う。
「惚れた弱み」が「強烈な効果」があるのは、ほんとうにそう。
アバタもエクボだし、意外と年齢差のカップルもいる。
私も歳下の男に(仕事でも)ちょっとコンプレックスをいだく事があるので(私に子供がいたらこの位なんだなーなんてシンミリしたり)、年上の男がラクだと思っていたけど、そういうのもめんどくさい女になっていたかも。
この本全般、おちゃらけているようで、優しさに溢れていて
女性が読むと心がふわっと軽くなるかも知れない。
自分を愛して、相手も愛そう。
気楽にね!という気分になると思う。
とてもおすすめ本!