辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本82】『人生を変えるクローゼット整理』霜鳥まき子 パーソナルスタイリスト

『人生を変えるクローゼット整理』

霜鳥まき子

2017年 株式会社マイナビ出版発行

 

ハンガーはとっくに同じもので揃え、

服はシルバー、ゴールド、白、ベージュ、黄色と、

全部グラデーションで同じ向き(私は右利きなので服の正面が左に来るように)に並べられている。

 

それでも、コーディネートを楽しめない(昔は楽しかった)

 

ということで、読んでみたこの本。

 

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この本をおすすめしたい人

  • ”幸せ服”を中心にしたクローゼットを作りたい人
  • 服をたくさん持っているのに着たい服がない人
  • コーディネートがワンパターンな人
  • 40歳前後で、似合う服が変わってきたように思う人

 

著者紹介

霜鳥まき子(しもとりまきこ)

パーソナルスタイリスト。

青山学院大学英米文学科卒業後、日本航空国際CAとして10年間乗務。人の人生にもっと寄り添うような仕事につきたいと、パーソナルストイリストの創始者である、政近準子氏に師事。

その後2013年に独立し、株式会社シモトリパーソナルスタイリングオフィスを創設。これまで1万人以上のスタイリングを行う。

スタイリストがアドバイスを行うアプリサービスの「STYLING ME」や、ショップチャンネルで展開している自身のブランド「BLESS U(ブレスユー)」のプロデュース、家事代行サービス「タスカジ」ではクローゼット収納、スタイリングサービスを手がけ、今回はそのクライアント様にも取材協力を頂いている。

 

『人生を変えるクローゼット整理』より引用

 

この本のおすすめポイント

  • 処分するだけでは無く買い足すべきものがわかる
  • クローゼットの見直し、アイテムの総ざらいができる
  • 書いた私服の予算の考え方が学べる
  • 小物やスカーフなどの収納の仕方がわかる
  • 自分にとっての”幸せ服”を考えるきっかけになる

 

心に残った点・役に立った点

幸せ服を見つける

この本では、不要なものを処分したあとやることは、

”幸せ服”を見つける事。

 

これがなかなか面白い点。

 

幸せ服というのは、

「これぞ私らしい」という服。

 

処分したあとに残した服は好きな服ばかり。

そこから”幸せ服”を見つける。

 

とてつもなく好きな1着。

見るだけでテンションがアガる1着。

サイズがオーダー服のようにぴったり。

着るたびに人に褒められる。

着心地がいい。

顔が明るく見える。

最愛の人に会う時に選んでいる。

着ていると気持ちが落ち着く。

これを着た日は商談もスムーズ。

 

そんな風に選んでも良いそうだ。

 

すぐ思い浮かんだのは、

ダイアン・フォン・ファステンバーグのベージュにオレンジやピンクの柄のワンピース。

これを着ると、顔が明るく見え、着心地がやわらかく、

自分に自身を持てた思い出もちょっとだけある。

 

この本には、黒のカーディガンを選んだ方も載っていて、

それはボタンに特徴があり皆がほめてくれるお品なのだそうだ。

そんな選び方もステキだなぁと思う。

 

このように、トップスやボトムス、バッグや帽子を選んでも良いそう。

 

そして選んだ”幸せ服”をベースにコーディネートしていくのがこの本。

つまり、これから身につけていくべきファッションの羅針盤になるのが”幸せ服”。

 

なりたい自分へのイメージづくり

クローゼットに悩みがある=自分がなりたい姿を自覚できていない

 

そこで、自分が求めるイメージを整理していくために、

チェックリストが載っている。

 

過去に誉められてうれしかった服、

失敗した服なども思い浮かべていく。

 

そして、1年後の自分はどうなっていたいかを文字に書いていく。

 

すると、目指すべきファッションも見えてきて、

現状と理想を把握、どうしたら理想に近づけるか考えていきましょうというのが、この本のルール18。

 

 部下に慕われたいのに今の服装はへんに気張ったオーラを発しているかもと思えば、少しフェミニンにシフトするのもいいし、残した現役服が将来のイメージと合致しているなら今のままでいい、ということになります。

 

『人生を変えるクローゼット整理』Rule18 より引用

 

 

この点は、まさに目からウロコ。

 

部下に慕われたいというなら、

行動や言動を変えるというのは当たり前に考えるが、

服装を変えるというのはなるほど!と思った。

 

そう言われてみれば、

オフィスでの服装によってクールすぎたりすると

話しかけにくかったりするよなぁと思い当たる。

 

いつも私は黒ベースのスーツ。

これも、考えたほうが良いかもとこの本を読んで考えた。

 

アクセサリーはどう選ぶ?

 アクセサリーをほとんど使わない方はかなり多くいらっしゃいます。つけたとしても、ひかえめなモチーフのミニマムなネックレスだけ。しかもどんな装いのときも同じ品。それでは服も生きてきません。コーディネートをつくるうえでアクセサリーは大きな要素です。

(中略)

特にナチュラルメイクの人や、顔の色つやが落ちてきたと感じる人には、雰囲気に華やかさを添える必須アイテムと言えるでしょう。

 

この点は、私も耳が痛い・・・・・。

仕事の時は、なーんにもつけない。

仕事の時いアクセサリーを付けることに消極的になっていたというか。

あ、仕事の時にアクセサリーを付けることで、必要以上に人目につきたくないという消極的な意識もあったかも。

 

昔は、ジャケットの下にスカーフを巻いたり、

じゃまにならないブレスレットをしたりしていたが、

考えてみると、その頃の方が顔周りが明るく見えて積極的な人に見えていたいたような気がする。

 

 

収納テクニック

ベルトは巻いてしまうのがコツだそうだ。

 

私は、フック状のものに金具部分をひっかけてぶら下げて収納していたが、これは実はNGなんだそうだ。

これは知らなかった!

ベルトは体に沿うような微妙なカーブがつけられているそう。

だから下げっぱなしだとゆがんでしまうとのこと。

ベストはぐるぐる巻いて、透明ポケットなどに入れること。

 

それから気になったアイテムは、ブーツ専用のシューズキーパー。

ブーツを逆さまにして置けるタイプが紹介されていたが、

これは通気性も良さそうだし、型崩れもしなさそう。

何よりシューズキーパーを入れるのは面倒だが、これは簡単そう。

 

こんな風に収納テクニックは、

参考になることが沢山あった。

 

他にもヒールをはくかスニーカーかでは違うデニムの丈つめの長さなど、

プロならではのアドバイスも載っているし、

コーディネート、クローゼット整理に悩んでいる方にはおすすめです!