辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本98】『ワタナベマキの梅料理』 梅仕事 おかずと麺

『ワタナベマキの梅料理』

ワタナベマキ

2021年 NHK出版 発行

定価:1,400円+税

 

暑くなると梅の味がより美味しくなる。

体が欲しているのだろうか。

 

梅おにぎりももちろん美味しいが、

梅ポテサラ、梅から揚げなど目から鱗!のレシピ満載のこの本。

今の時期におすすめなのでご紹介!

 

 

この本をおすすめしたい人

  • 梅干しはおにぎり以外使っていない人
  • 梅干しを色んな料理に浸かってみたい人
  • 夏なので梅のさっぱりした料理を食べたい人
  • 梅の手仕事を学びたい人

 

作者紹介

ワタナベマキ

料理研究家

大学時代にデザインを学び、広告代理店勤務を経てグラフィックデザイナーに。

2005年、勤務していたデザイン事務所でランチやケータリングを担い、料理の活動をスタートする。母や祖母から伝えられた手仕事に現代的なセンスを取り入れた、ナチュラルなレシピが人気。

NHKきょうの料理」をはじめ、テレビやウェブサイト、雑誌など幅広いメディアで活躍中。実用的なつくりおきレシピからエスニック料理まで得意分野は幅広く、著書も多数。

『ワタナベマキの梅料理』より引用

 

この本のおすすめポイント

  • モダンな梅料理が紹介してある
  • おかずだけではなく麺料理も載っている
  • 梅ご飯も5種類載っているので一年中梅ご飯が食べられる
  • 梅干し、青梅シロップ、青梅の甘露煮など基本的な梅仕事が学べる
  • 梅モッツァレラなど、梅干しの意外な組み合わせが新鮮

 

心に残った点・役に立った点

梅から揚げ・梅ポテサラ・梅バターポテト

から揚げ大好き人間なので最初に作ってみたのが、梅から揚げ。

 

鶏肉に梅干しの果肉をちぎって手でよくもみこみ、

下味をつけるのだが、これで鶏肉の臭みがなくなり梅干しのうまみがつく。

 

卵と酒を一緒に梅干しで下味をつけるからか、

他に味付けなしでも不思議と風味豊かなから揚げに。

 

食べてみると、梅干しの酸味も感じられて

夏にピッタリのから揚げ。

(揚げる時に多少梅干しが焦げるけど)

 

個人的に食べてみて「おお!」と感動したのは

「梅ポテサラ」。

 

私はマヨネーズが多いと何故か気持ちがが悪くなるので、

マヨネーズ少なめで作るこのポテサラは感動。

 

洋食屋さんではポテトサラダに酢を入れたりするが、

その酢を梅干しに変えたのがこのレシピ。

 

青じそを加えるのだが、

この青じそと梅干しでポテトサラダがさっぱり、だが風味豊かに。

 

おかずにもビールのおつまみにも!

 

梅バターポテトは、揚げたポテトに梅を練り込んだバターをまぶすだけ。

最後にかける青のり(中国産ではなく日本産の青のりを使うと美味しさが全く違っていた)がこれまた梅とポテトに合う!

この青のりが細かいけどワタナベマキさんのセンス。

 

梅干しってすごい!

「梅はその日の難のがれ」と昔から言われているそう。

朝に梅干しを食べると、食あたりや病を逃れて元気に過ごせるという意味らしい。

 

暑い季節の食欲増進にも。

暑い時期って、梅干しを食べると体がシャキッ!とするし、

食もすすむ感じがしませんか?

 

酸味によって唾液や胃液の分泌が促されると、

食欲が増進するだけでなく消化もスムーズになるそう。

 

暑い時期の梅干し、理にかなっているんですねー。

 

梅干しに含まえる「クエン酸」はカルシウムの吸収をアップさせる働きもあるそう。

「いわしの梅煮」は理想的な調理法なんだそう(昔からあるレシピはすごい)

 

梅料理の幅が広がるこの本、毎日梅料理も可能!

おすすめです!