『年収1億円になる人の習慣』 アースホールディングス取締役 山下誠司
ダイヤモンド社 2018年発行 2019年第11刷発行
私が読んだものは2019年発行のもので、
すでに11刷だったのでかなり売れていた本。
裏表紙に有る写真をみて、スーツの着こなしが普通の経営者とも違うのでどんな業種の方なんだろう?と興味を持ったのがきっかけ。
この本をおすすめしたい人
- 習慣を見直したい人
- 年収1億以上の人たちの習慣を知りたい人
- 早起きして人生を変えたい人
- 自分の時間を積み立てたい人
作者紹介
山下誠司(やました・せいじ)
㈱アースホールディングス取締役
日本最大級の240店舗を展開する美容室「EARTH」を運営する、㈱アースホールディングス取締役。
[スタッフ3000名、年商180億円]
うち70店舗をフランチャイズ展開する、㈱サンクチュアリ代表取締役も兼任。
㈱サンクチュアリは、自社から輩出したフランチャイズ30社とともに、関東、甲信越、東海、北陸、北海道、福岡で展開。
[スタッフ900名、年商50億円]
1976年、静岡県生まれ。
高校卒業後に上京し、19歳で年収180万円から美容師を始め、31歳で年収1億円を超える。
19歳から23歳まで、ほぼ休みなく仕事をし、24歳から39歳までは、始発から終電まで365日、15年間、1日たりとも休みなく仕事。
40歳からは、仕事と遊びの壁が、完全になくなる。
24歳でEARTH銀座店の店長になり、25歳で月間の個人売上が500万円を超える。
26歳で、㈱サンクチュアリを設立し、激戦区である銀座でフランチャイズオーナーとなり(のれん分け独立)、EARTH銀座店の月商は2700万円を超え、地域一番店として磨き上げ、全国展開の本拠地として「礎」を築く。
27歳で、東海エリアを皮切りに、全国各地の本部づくりに着手。
関東、甲信越、東海、北陸、北海道、福岡など、10エリア、16都道府県に、14拠点の本部を創り上げる。
30歳で、㈱サンクチュアリから、初めて経営者を輩出。
子会社、孫会社、ひ孫会社、玄孫会社と、5世代にわたり、38名の経営者を輩出。
フェラーリを所有する経営者を、4名輩出。
31歳で㈱アースホールディングスが設立され、取締役に就任。
愛車は、フェラーリ488スパイダー。
趣味は「仕事」。
『年収1億円になる人の習慣』より引用
この本のおすすめポイント
- 作者の経験(成功体験や失敗)が載っているので、机上の空論ではなく実体験から学べる
- 年収1億以上の人たちからもらったアドバイスやそのアドバイスを元に行動した結果が載っているので、参考になる
- 自分の習慣を見直すことができる
- 仕事に対してのモチベーションがあがる
- 早起きをしてみようという気持ちになる
心に残った点・役に立った点
基本の習慣
・仕事は「質」よりも「スピード」。「フライング」なら、なおよし。
「仕事が遅いのは能力の問題」ですが、「スタートが遅いのは姿勢の問題」だからです。
『年収1億円になる人の習慣』より引用
レスポンスが早いのは、信頼につながるということをこれまでの私の経験でも、沢山経験したので、納得。
この本を読んで、ますますスピードが大事と心に刻んだ。
心がけていこうと思う。
・会社まで「30分以内」で通勤できる場所に住む
これは、あるコンサルティング業をしていた人も言っていたなぁと思い当たる。
今は、ギリギリ30分。
しかし、それを仕事に生かしていないような気がするので、反省。
・「2時間前出社」は、億万長者の基本中の基本
この第1章「基本の習慣」で、一番心に残ったのは、この点。
私は、新卒で入社した時、いつも始業10分前とかに出社。
今までの人生で、一度も遅刻したことはないが、全てギリギリに出社という体たらく。
そして、残業して仕事を終らせる(朝早く来てやるよりもよる仕事をする方が好きという感じ)
思えば、その頃20代なのに疲れが取れないのも、残業して帰宅が遅くなるのでコンビニとかで夜ご飯を購入したりして、圧倒的にビタミンや栄養が不足していたし、食べてすぐ寝るので消化も悪いし睡眠不足。
今考えると、あの時の自分はどこがだめなのかはっきりわかる。
営業だったから、数字の良さで許されていた部分も多かったが、
ポカが多かったのもその辺りに原因があったかも。
そういえば。
31歳の時に、短期間だが一緒に働いていた人でとても印象に残っている人がいる。
私より5歳位(?)下の女性だったが、ものすごく仕事ができる人で、その後私はその職場を辞めたが辞めた後も、「○○さんだったら、この場合どうするだろう?」と、思い返す事があったほど。
仕事もできるが、彼女の事で一番印象に残っていたのが、仕事が残っている時はとても朝早く出勤すること。
6時位に出勤していた(タイムカードがある会社だったので、それをみて他の人もあの人はすごいと言っていた)
つらつら思い返すと、仕事ができる人は朝早くに来ている人が多い。
なので、この早起きの習慣は私も身につけたい。
(今は5時に目が冷めても、グダグダと布団の中にいて実際に起きるのは6時)
仕事の習慣
・「完璧主義」ではなく「最善主義」で仕事をする
「EARTH」の店長は、毎月25日までに「目標レポート」を提出するのが決まりだそうだが、「レポートの提出日」と「目標の達成率」には、相関関係があるとのこと。
この部分は読んでいてとても興味深かった。
・期限ギリギリのB店長は、目標もギリギリ、もしくは下振れ
・期限に遅れて提出したC店長は、目標に未達
仕事の優先順位は、
①期限→②量→③質
で、逆から入るとなかなか成長できないとの事。
うーむ。
質が一番大事と思っていたので、これは目からウロコ。
生活の習慣
・食事は「有名店よりも名店」、「あの人」がいるお店を選ぶ
名店とは「安いのに、すごく、おいしいお店」「意外性のあるお店」「また会いたくなるあの人(店主・店員)がいるお店」のことです。穴場感や意外性のある名店は、人を誘いやすくし、そして、相手との距離を縮めていくことができます。
『年収1億円になる人の習慣』より引用
接待や会食の時のお店。
高級でおいしいお店、いいお酒が揃っているお店という観点からでしか考えたことなかったなぁ。
このアドバイスで思い当たる店は1件(それも他県)
この辺のアンテナもっとはっていないといけないなぁと反省。
(今はコロナ禍なので、この辺りの実践はもっと先になるであろうが)
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学びの習慣
・「2ランク上の人」からのお誘いは、「もちろん行きます」以外言ってはいけない
私の場合そもそも、「2ランク上の人」ではなく「1ランク上の人」の人の誘いぐらいで、めったに「2ランク上の人」とご一緒する機会はないような。
思い返すと、その「2ランク上の人」の誘いでも、
一瞬躊躇するというか、微妙な間があってから「行きます」という風に返事していたような。
「もちろん行きます」とすぐ笑顔で言えるように心がけようと思う。
この本に書いてあるように、
「2ランク上の人」からの誘いは、めったにない上に一度断ってしまうと、二度と誘ってもらえないというのも真実だから。
以上、ざっと心に残った点や本を読んでの反省点などを書いてみたが、
この本を読んでもっと心がけようと思った点があった(長くなるのでここまでにするが)
頑張らなくてもいいよという言葉もよく聞かれる昨今。
確かに、頑張りすぎるのは心と身体に良くない。
だが、この本を読んで習慣を変える努力をするのは大変だが、
ちょっとでも実行してみると人生が変わるかもしれないなぁと思った。
おすすめです。
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