辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本51】学び効率が最大化するインプット大全 精神科医 樺沢紫苑 

『学び効率が最大化するインプット大全』 樺沢紫苑

サンクチュアリ出版 2019年8月発行

 

 

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おすすめ本40で、

『学びを結果に変える アウトプット大全』 樺沢紫苑 

サンクチュアリ出版 2018年発行

 

をご紹介したが、アウトプットとインプットはセットでということで、今回はインプット大全をご紹介。

 

 

nonko-h.hatenablog.com

 

 

 この本をおすすめしたい人

  • アウトプット大全を読んだ人
  • インプットはテレビくらいかなぁと言う人
  • 意識的にインプットを学びに変えたい人
  • インプットによって自己成長したい人

 

作者紹介

樺沢紫苑(かばさわ しおん)

 

精神科医、作家

1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。

2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。

「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、累計40万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。

著書は30冊。『読んだら忘れない読書術』(サンマーク出版)は15万部、『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)は40万部のベストセラーとなっている。

(以下略)

 

『インプット大全』より引用

 

 

 

 

 

この本をおすすめポイント

  • インプットを意識的にできるようになる
  • 普段なんとなくしているインプットを学びに変えられる
  • どんなインプットの種類があるか知ることができる
  • インプットを効果的にすることによって自己成長していこうというモチベーションになる

 

心に残った点・役に立った点

 
目標設定の有無でインプットの量が変わる

美術館に行くにしても、アウトプット前提にするとインプットの量が100倍にも増える。

 

  • ただ絵を鑑賞→ザル見「ムンクよかった!感動した!」

 

  • シェア会で5分話すぞ!→フォーカス見「ムンクの青年時代の神経質な心理が作品に表れていると感じました」

 

  • シェア会でムンクの精神医学的側面について15分話すぞ!→フォーカス見「ムンク統合失調症といわれてきましたが、その作風の変化から考えるとどう見ても・・・・」

と、「何かを発見しよう!」と意識し、集中力、注意力を高めた状態で作品を鑑賞することによって「情報」と「気付き」が得られる。

アウトプット前提を意識するだけでインプットの量は100倍にも増えるといえるそうだ。

 

 

映画を見るにせよ、旅行に行くにせよ、意識することによって同じ体験をしてもインプットが変わってくるというのは言われてみると実感がある。

この点は、私も今後意識していきたい。

 

 
メモしながら聞く(効率的に聞く)

新聞記者と作者が話した時に、ボイスレコーダーがあるのにメモをとることについて質問したそうだ。

そしたら新聞記者はメモを見直すことはない、メモを取ることで集中力が高まり、頭が整理され、メモを見なくても記事をかけると答えたそうだ。

 

見直すためではなく、脳を活性化するためにメモをとる。

 

面白いのは、診療中に「メモをとる患者さん」と「メモをとらない患者さん」では、「メモをとる患者さん」のほうが、病気が治りやすいと思うと書かれている点。

 

薬の副作用を説明した後に、「今、聞いたことを覚えている範囲でいってください」というと、「メモをとらない患者さん」は無言でポカーンとした表情になり、「メモをとる患者さん」は、薬の副作用の要点をいくつか言えるそうだ。

これはすでに要点を記憶しているから。

 

「手書き」と「デジタル」では「手書き」の方が脳を活性化するそう。

 

が、脳科学研究では「メモをたくさんとると記憶力が低下する」という結果が出ているそうで、あくまでも「気付き」「要点」「重要ポイント」だけをメモすることで集中力を最大化できるとのこと。

 

これはみなさんも思い当たるのではないだろうか?

学生の頃、先生が黒板に書いたことを全てノートに書き写していたけど、あまり頭に入っていなかった事を。

あれは、「重要ポイント」や「要点」を書き写すようにして、あとはしっかり先生の説明を聴いたほうが良かったということだったのかもなぁと今更ながら実感。

 

このメモするコツは、私にとってとてもためになった。

仕事の時なども、意識してやってみようと思う。

 

ちなみに、おすすめ本49でご紹介した、

営業成績が上がる「一冊一顧客」ノート術も、やってみると効果的だったので、やはり”書く”という行為はとてもインプットの効果をあげるなぁと言うのが実感。

 

nonko-h.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

音楽を聴く

 

勉強中に音楽をかけると作業効率が低下するそうだ。

 

記憶力、読書(読解)に対してはマイナス、

作業スピード、運動、気分に対してはプラスに働くことが多いとの事。

 

オートメーション作業などの単純作業は音楽をかけたほうが作業効率が上がる。

手順や段取りが決まっている作業、単純作業に関しては音楽はプラスに働く。

音楽は人間に同期反応を誘発し、音響リズムが運動リズムを引き起こすことがわかっているそうだ。

また、好きな曲をかけることによってドーパミン分泌により、スクワットなどのつらさを緩和してくれるそう。

 

私は、読書のときや勉強の時など、音楽を聴きながらが多いがやはり効率が悪いと感じる時がある。

トーク中心のラジオなんかもこういう時は、イライラしてしまう事が多いのはこういう事だったのかと納得。

脳が耳と目からの情報を行ったり着たりしている感じというか。

 

音楽も使い方を考えることによって、インプットのじゃまになったり、運動や作業の味方になったりとすると知ったので、今後はこれを生かしていきたい。

 

その他、「海外を旅する」「おいしい店で食べる」「国内を旅する」など、一見遊びに思えることも自分の意識次第でインプットにできることがわかったのも有益だった。

なんとなく遊ぶことに罪悪感を持ちがちなので、インプットも心がけリフレッシュだけではなく、自己成長に繋げられると知った事は大きかった。

 

結構厚めの本だが、サクサク読めるのでインプットを効果的にしてみたい人はおすすめの本です。

 

 

 

 

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