【おすすめ本40】学びを結果に変えるアウトプット大全 樺沢紫苑 todoリストなど
『学びを結果に変える アウトプット大全』 樺沢紫苑
サンクチュアリ出版 2018年発行
この本はとても売れたわけわけだが、
樺沢先生はyoutubeで5年くらい前からよく動画を見ていたので、
この本がよく売れているのを本屋で見ておーー!、なんて思っていた。
朝散歩なども(週末だけだけど)したりして一定の効果を感じているし、
樺沢先生の”メンタル疾患と自殺者を減らしたい”というビジョンを感じる動画などもあったりして、たまに見ている。
YouTubeも毎日配信しているし、
メルマガも毎日発行など、樺沢先生のアウトプットの量と継続の力を考えると、
この本はとても説得力があると考え、手に取った。
この本をおすすめしたい人
- そもそもアウトプットとは?という人
- SNS等でアウトプットしたいが、なかなかできない人
- 映画を見たり、本を読むなどインプットのみで終わってしまう人
- アウトプットが苦痛に感じる人
- アウトプットするのに二の足を踏んでしまう人
作者紹介
樺沢紫苑(かばさわ しおん)
精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。
1991年、札幌医科大学医学部卒。
2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。
帰国後、樺沢心理学研究所を設立。
SNS、メールマガジン、YouTubeなどで累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え、「日本一、情報発信する医師」として活動している。
(以下略)
『学びを結果に変えるアウトプット大全』より引用
この本のおすすめポイント
- アウトプットで人生を変えられるかもと意欲がわく
- ひとつのチャプターが見開き1ページと決まっているのがとても良い
- イラストも簡易でわかりやすく内容の邪魔をしていないので読みやすい
- 簡単な内容もたくさん載っているので自分でもできるかもと思う
- ボールペンや情報カードの使い方など、文具や文具の使い方なども載っているので取り入れたくなる
- 書くことやSNSでの情報発信などのアウトプットだけではなく、悪口はネガティブ人生の始まりなど話し方などの分野も載っている
心に残った点・役に立った点
読みやすく工夫されている本
読み始めてまず最初に感じたのは、読みやすさ!
チャプター1つで見開きなのが、とても良い!
毎日チャプター5つ分とか決めて読み進める事も出来る。
電車などで読んでも、どこまで読んだっけ?とわからなくなることも無さそう。
イラストも簡潔でいい感じ。
アウトプットのハウツーだけではなくメンタル面にも
精神科医の樺沢氏だけあって、
アウトプットも「科学に裏付けられた伝わる話し方」などの項目では、
・ポジティブな言葉を増やすだけで幸せになれる
・悪口はネガティブ人生の始まり
・気持ちを誰かに話すだけで、心は軽くなる
などのメンタル面の改善になるようなチャプターが載っている。
このように、世間で考えられているアウトプットだけでなく、
心にフォーカスを当てた部分も載っているのが良かった。
書くという行為
TODOはスマートフォンではなく、手書きの方が良いとの事。
これは私自身も実感している部分なので納得。
本書の中にもTODOリストが載っていて、これがなかなか使いやすそう。
ポイントは手書きすること。
私も、ビジネスの場ではスマートフォンではなくて、手帳の方が断然使いやすいと感じている。
書く事によるメリットは多い(詳しくは本書でどうぞ)
情報カードに、思った事などをどんどん書いていくというのが載っていたが、これも良さそう。
海外の映画やドラマを見ていると、カードを結構使っていたりしますよね?
なるほどーと。
カードは、移動させて階層に分けたりできるのがとても良さそう。
そしてノート術にあった事で、ハッ!とした事。
それは、
「レジュメや配布資料にメモをとるのは最悪」
そうなんだ?へぇー、なるほどと思った。
配布資料を探したり取り出すのは不可能か、時間がかかるからだそうだ。
要するに、二度と見る事はないということ。
それなら、ノートに時系列に書けば良いというのは、参考になった。
朝イチのメールチェックは5分以内
これがなかなかできない。
家でも会社でもずいぶん時間をかけてしまっている。
さらに、15分おきのメールチェックは時間の無駄との事。
会社では、メールが来るたびにチェックしている、、、。
うーん。
このあたりは、自分の改善ポイント。
日記を書くのもアウトプット
日記を書くのは、簡単で最高のアウトプット・トレーニング法とのこと。
・アウトプット、書く能力が高まる
・自己洞察力、内省能力、レジリエンスが高まる
・「楽しい」を発見する能力が高まる
・ストレスが発散される
・幸せになる
日記を書くというのは、樺沢先生のメンタル関係の本でもよく出てくること。
驚いたのは、アメリカのガムヤング大学の心理学研究で、
4週間日記をつけるように指示(一方はポジティブな出来事のみ、一方はその日にあった出来事について)、ポジティブな内容の日記を書いた方は幸福度と生活に対する満足度が高いという結果になったそうだ。
これは、ちょっとした驚きであった。
日記というと、子供の頃のイメージがあったが、
こんなふうに有効なんだなぁと(ポジティブな内容を探して書くという手法は必要だが)
というわけで、分厚い本だが体感的にはすぐ読めたような印象(読みやすいので)
一通り読んで、できることややってみたいチャプターから気軽に行動してみるのが良いかもしれない。
そして、アウトプットに対するハードルが低くなるので、
行動に移しやすいと感じる人もたくさんいるだろうと思う。
とてもおすすめの本です!
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