辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本44】こんなに簡単!鈴木亮平の中学英語で世界一周!スティーブ・ソレイシィ an・an連載

 『こんなに簡単!鈴木亮平の中学英語で世界一周!』

鈴木亮平 スティーブ・ソレイシィ

マガジンハウス 2018年4月発行

 

NHKラジオ第2でやっている、

英会話タイムトライアル”という10分間の英会話番組が好きで、

番組が始まったばかりの頃から聴いていた。

 

その番組の講師がこちらの本のスティーブ・ソレイシィ氏。

 

ということで、スティーブ・ソレイシィ氏のファンの私は早速こちらもトライ。

 

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この本をおすすめしたい人

  • 海外旅行が好きで旅行先で簡単な会話を楽しみたい人
  • 気遣いある会話を英会話でもしたい人
  • 基本的な中学英語で英会話ができる事に興味がある人

 

作者紹介

鈴木亮平(Ryouhei Suzuki)

 

1983年3月29日生まれ。兵庫県出身。東京外国語大学卒。

2006年俳優デビュー。2014年、連続テレビ小説花子とアン』でヒロインの夫役を演じ注目を集める。これまでの出演作は、映画『俺物語!!』『海賊と呼ばれた男』『忍びの国』、ドラマ『天皇の料理番』『銭形警部』『宮沢賢治の食卓』、舞台『ライ王のテラス』『トロイ戦争は起こらない』など。2018年のNHK大河ドラマ西郷どん』では、主人公の西郷隆盛を演じている。

 

ティーブ・ソレイシィ(Steve Soresi)

 

英会話コーチ、英語教育研究機関「ソレイシィ研究所」代表。アメリカ、ワシントンD.C生まれ。アメリカン大学、早稲田大学大学院(修士)、青山学院大学大学院(博士)卒。1990年にAETとして初来日して以来、おもにスピーキングを中心とした英語教育に携わる。2012年よりNHKラジオ『英会話タイムトライアル』メイン講師を務める。『英会話なるほどフレーズ100』(アルク)、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください』(文響社)など著者多数。

 

鈴木亮平の中学英語で世界一周!』より引用

 

 

 

 

 

この本のおすすめポイント

  • 鈴木亮平さんとスティーブ・ソレイシィさんの会話が載っているので、楽しく学べる
  • 実際の体験や、こういうシチュエーションの時はこうしたらいいよ的なアドバイスも載っている
  • 中学英語をベースにしているので、すでに持っている知識で英会話ができる
  • ティーブ・ソレイシィさんが、日本人がしたい英会話を教えてくれている(ちゃんとした受け答えがしたい、気遣いのある会話がしたいなど)
  • つい言いがちな表現を言い換えた表現が載っているので、なるほどと思う点が多い

 

 

 

 

心に残った点・役に立った点

 

楽しく読める

 

とにかく、楽しく読める本。

鈴木亮平さんは、留学経験もありそれなりに英語は話せる方とのことで、

海外での体験なども語られており、参考になる。

 

ひとつのチャプターが見開きページに収まっているので、

一日ひとつとか決めて読みすすめることもできそう。

 

イラストにプラスした鈴木亮平さんの写真も入っていて、

親しみを感じながら読むこともできる。

 

 

 

 

丁寧に失礼が無いように話したい

 

ティーブ・ソレイシィさんは、

日本人が「こんな英会話がしたい」という点をとても汲んでくれているので、そうそう!そういう風に話したいんだよね!と嬉しくなる。

 

旅先でも丁寧な印象で高感度を上げることは本当に大事。”sir”"ma'm"というひと事をつけるだけで、いろいろスムーズになるはずです。

 

鈴木亮平の中学英語で世界一周!』より引用

 

ソフトに断る表現だと日本人でも言いやすいよね。あとは"Thanks,anyway(せっかくですが、結構です)というのも、断るときにおすすめ。

 

 『鈴木亮平の中学英語で世界一周!』より引用

 

こんな風に、丁寧に感じよく話すヒントがところどころにあって、なるほど!となる。

 

海外の人はフレンドリーな人も多いが、アメリカ人はフレンドリー=感じが良い、日本人は丁寧=感じが良いという違いをよく知っており、その上で英会話のアドバイスをしてくれている。

 

やっぱり、日本人って英会話でも相手に失礼がないように話したい人が多いと思う。だから間違うのが怖くてよけい話せないというか。

そのあたりを氷解させてくれる本でも有ると思う。

 

 

国際化する今、避けたい表現、使いたい表現

この本の中でとても良い!と思ったのは、

ソレイシィの考える、おすすめ表現

①国際化する今、避けたい表現、使いたい表現

というコラム。

 

これは相手に対して思いやりのある表現を使えれば、英語を話すことへの抵抗が少なくなるかもしれないということで、自分らしい英語を話すためにソレイシィさんが紹介している表現についてのページ。

 

”foreigner”"foreign"という言葉は「よそ者」「異質なもの」を意味するし、日本在住の外国人にとっては嬉しくない言葉なのだそうだ。

 

学校で習った単語だけど、相手を思いやる事、

国際化した今の感覚をちゃんと身につけることも大事だし、

それによって相手との英会話、コミュニケーションもうまくいくということなんだろうなぁととても勉強になった。

 

このあたりの言葉の感覚は、日本語では当然のように気遣いをしていると思っても英語だとなかなか知らない部分も多いので、とてもありがたいページだった。

 

考えてみれば、日本で会う外国人の方は必ずしも旅行者ではなくて、

日本に住んで長い方もいるのに、そういう人にたいしても「どこの国から日本に来たの?」と聞くことはあまり良くないと聞くが本当にそうだと思う。

 

日本人かどうかで線引するような言葉は、やはり気持ちが良くないということで、こちらも気をつけていこうと思った。

 

英会話の事も勉強になったが、

こういった思いやり有る英会話の部分がとても役に立った。

その辺りを身につけられると、話した相手も喜んで会話してくれるし、

楽しいコミュニケーションができるので、この本はとてもおすすめ!