【おすすめ本34】人に好かれる話し方 和田裕美 【話す事の基礎づくりから始まる本】
人に好かれる話し方 和田裕美 大和書房 2005年発行
仕事の時の話し方にちょっと悩む事がある。
きちんとした態度を取ろうというのを気を付ければ気を付けるほど、
スクエアで当たり障りのない受け答えになってしまうというか。
営業の時などの話はそれほど苦手には感じないけど、
職場での普段の会話がいまひとつ。
なので、この本は役に立つかなと思い読んでみた。
この本をおすすめしたい人
- 話すのが苦手な人
- テクニックじゃないトークを学びたい人
- 仕事の場での会話を向上させたい人
- 仕事のプロとしての話す力を向上させたい人
作者紹介
和田裕美(わだ ひろみ)
京都府生まれ。光華女子大学英文科卒。
英会話学校やアパレルメーカーの事務職をへて91年に日本ブリタニカ株式会社に入社。
営業で世界142支社中2位、年収3800万円の個人記録を達成、渋谷区の長者番付にも名を連ねる。
2001年6月に独立、株式会社ペリエを設立。
大手から中小企業まであらゆる業界の営業マン育成、コンサルティングに携わり、実績を上げている。講演・セミナーともに、依頼者からのリピート率98%という人気を誇る。(以下略)
『人に好かれる話し方』より引用
この本のおすすめポイント
- まずやさしい空気にする事から学べる
- テクニックではなく、コミュニケーションに主体を置いたトークを知る事ができる
- 仕事だけではなく、他の場面でも使える
- 仕事の場でも思いやりのある会話が大事という事が学べる
- 自分の話し方を振り返りバージョンアップさせることができる
心に残った点・役に立った点
「共感ワードソフト」をインストールしよう
「話せる人」=「一緒にいて楽しい人」
相手を楽しくさせるのは、「共感ワード」を使う事だそうだ。
「私、昨日ねテレビで、、、、」
「あっ私テレビ嫌いだから見ないのよ」
(会話終了)
「昨日、おいしいコーヒー豆買ってきたんだけど、、、」
「あっコーヒーは苦手です」
(会話終了)
『人に好かれる話し方』第1章 基礎づくりから始めよう より引用
この寒い会話に「共感ワード」を使って会話を変換してみると、、、。
「私、昨日テレビでね、、、、(さえぎってないので話し手の話が続きます)。久しぶりに水戸黄門を見ちゃったの。
でね黄門様って里見浩太朗になっているんだね。いや、久々に見て面白かったよ」
「本当?私、テレビはあんまり見ないから知らなかったよ。面白そうだね。水戸黄門って、子どもの頃よく見てた。解決されていく事件を見るのは面白いよね。助さんは誰だったの?」
「昨日、おいしいコーヒー豆を買ってきたんだけど(続きます)。たまたま入った喫茶店で、とてもおいしいコーヒーを飲んでね。あなたにも飲ませたいなと思って買ってきたんだよ」
「本当?あまりコーヒーは飲まないんだけど、それって興味ある!おいしそうじゃない!ありがとう。で、淹れてくれるの?ありがとうね」
『人に好かれる話し方』第1章 基礎づくりから始めよう より引用
この部分を読んで、わが身を振り返ってしまった。
最初の例に出てくる会話のように、
人の話をぶった切ったりはしないけど、興味ない事などは
「へー、そうなんですかー。」
とかで終わっていた、、、。
もう少しどうにかしたかったのがそういう部分だから
私にとってはどんぴしゃの事が書いてあった。
思いやりのある「嘘」もあっても良いという事ね。
相手に話してもらうコツ
相手にある程度の質問をする時。
「あの、、、差し支えなければで結構なんですが、、、今お読みになっている本はどんなものですか、、、。」
すごく遠慮して聞く、この遠慮感覚がとても大事との事。
そうすることによって、相手が答えたくない雰囲気を出したら
「いえいえ、いいんです。お答えにならなくても」と言いやすくなると。
「無理ならいいんですよ」とほのめかすことで、自分から撤退しやすくなるという事。
さっと引いた後に、一言添える。
「別にいいんです、無理にお話にならなくても。ただ、もっと知りたいなって、理解したいなって思ったので、、、。」と、軽くふわっと一言。
いやぁー、なるほどです。
こんな場合、私はあくまでも明るい調子で撤退してしまっていたわー。
軽くふわっと一言ねー。
なるほど。
心に刻んでおこうと思う。
こんな感じで、特別なテクニックが書いてあるわけでは無いが、
私には参考になった。
興味ある方、読んでみるのも良いかもしれません。
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