【おすすめ本49】営業成績が上がる「一冊一顧客」ノート術 中村信仁 ※営業の魔法作者
[図解]営業成績が上がる「一冊一顧客」ノート術 中村信仁
PHP研究所 2012年発行
営業の時は、小さな手帳を使っていた(取引先の東芝から貰った手帳)のだが、どうしても書くスペースが少ないと思っていたので、この本はその疑問に答えてくれる本になった。
購入して良かったと思った本なのでご紹介。
この本をおすすめしたい人
- 営業の人
- 営業以外でも販売など仕事上人と会うことが多い人
- 営業方法で悩んでいる人
- 手帳を使っているが、仕事の時手帳では物足りないと思っている人
- 面談や商談の内容を忘れがちな人
作者紹介
中村信仁(なかむら・しんじ)
1966年北海道生まれ。株式会社アイスブレイク代表取締役。
高校卒業と同時に外資系フルコミッションの営業会社に入社し、初めて渡米。世界142カ国の支店と200年以上の歴史を持つ外資系営業会社で、幾度もの挫折を経験しながら、入社初年度から2年間連続世界トップ・テンに名を連ねたプロセールスマン。退職後、東京にて大手書店とのコラボレーションによる英会話学校の立ち上げを任され、関東有数の有名スクールに育て上げる。その後、22歳で起業。現在、各社の営業戦略顧問や人材教育、人材育成、人材採用プランナーとして活躍中。次世代に「格好いい大人の背中」を伝え残すことをライフワークに、講演活動、営業早戦力セミナーを展開している。また、「中村式永業塾」を札幌、仙台、福島、東京、名古屋、大阪、福岡、宮崎にて開催。業種、業界を問わずすべての営業人を頂点へ導く夢のような勉強会と噂されている。(以下略)
『営業成績が上がる「一冊一顧客」ノート術』より引用
この本のおすすめポイント
- 営業での面談や商談の際、どうノートすればよいかわかる
- 営業ノートをつけることによって、前回の面談の内容を思い出せる
- 後で右ページにアウトプットする際に、アイディアがわく事がある
- ただノートを取るだけでなく、どういう営業をするか自分なりに考えられる
心に残った点・役に立った点
メモ帳と手帳、ノートを使い分ける
冒頭でも書いたが、
これまで仕事の時、人と合う時はずっと手帳のみを使ってきた。
だが、やはりそれでは不十分だったのがわかる。
メモ帳:準備に有効
手帳:管理と整理に適す
ノート:商談に活躍
本書に有るこのそれぞれの”目的と役割”には納得。
この本を読むことによって、
手帳を管理と整理に使って、商談なんかの時はノートを使うと使い分けられるようになった。
一冊一顧客ノート
この本では、
一人の顧客に対して、一冊ずつノートを使い分ける
という事を前提としている。
今はノートを使い始めて2ヶ月位なので、
「まずは試しに」という感じでやってみているところ。
一冊一顧客ノートにはしておらず、
一冊のノートを使っている。
だが、それだとページによって違う顧客が入り交じるのでちょっと使いづらく感じている。
一冊ですべてのお客さんを対応させてしまうと、
この本に有るように、連絡先などをノートの表紙に書く、
人脈マップを作成する、ビジョンを考えるなどができない。
もう少し、ノートをつけてみて慣れてコツを掴んだら、
一冊一顧客ノートにしてみたい。
営業ノートの作り方
ノートやボールペンは、
”相手に与えるイメージを大事に”して選ぶとあった。
それまでは、三色ボールペンを使っていた。
(プライベートの手帳を3色ボールペンで書き込んでいて、とても書きやすくてお気に入りのボールペンだった)
でも、仕事先で合う人はみんなきちんとした(というよりそれなりのボールペン)を使っていることに気はついていたのだ。
新卒の新入社員の営業マンが手にしていたのも、それなりの値段のきちんとしたボールペンだった(就職祝いで貰ったものかもしれないが、きちんとしたボールペンを使っていたので「おっ!新卒だけどちゃんとしてるなー。一緒に同行しているできる営業マンが指導しているのかなー?」と思ったのを覚えている)
この本を読み、早速ボールペンを購入した。
私は、昔からパーカーが好きで、夫へのプレゼントなどもパーカーのボールペンを選んだりしているが、この本に出てくる「クロス」も売り場で試してみた。
(モンブランはあの太さが昔からあまり好みじゃないので「クロス」か「パーカー」にしようかなーと)
クロスも細身でゴールドなどのスマートなデザインが多く心惹かれたが、一目惚れしたデザインがパーカーだったので、結局パーカーに。
でも、女性ならクロスもスッとしたデザインで素敵だと思う。
ノートも売り場で長い間悩んだが、黒の表紙で方眼のものにした。
ボールペンとノートを準備するのも、
ワクワクするし楽しい作業だったので、これから営業ノートをつけてみたいと思った人は、是非ボールペンを新調したりノートをこだわって選ぶのを楽しんで欲しいなぁと思う。
右ページで必ず振り返り作業を
この本では営業ノートを、
左ページでインプット、右ページでアウトプットと使い分ける。
やってみて、この部分がキモに感じた。
お客さんと会った後に、この右ページを書くことによって振り返ることで、「次、こう提案してみよう!」というアイディアが浮かんだことがあったからだ。
やるべきこと、対応することなどを振り返ることを右ページに書いていくことによって、面談の内容を分析することができるのだ。
ビジョン、ミッション、バリューズ
営業ノートを書き始めた時は、
ただ左ページのインプット、右ページのアウトプットを書いているだけだった。
(左ページのみの記入で終わることも多かった)
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だけど、ビジョンを考えてみたら、
その顧客に対して今後どうしていきたいのか、
どうしたら私が役に立つのか、などを考えることができた。
未来、顧客とともにどうして行きたいかを考えることによって、
提案するべきこともわかるかもしれいないなーという手応えを感じた。
それによって、営業成績のみではない、
顧客の問題解決を考えた営業ができるような気がしている。
これからも、営業ノートを試していきたい。
おすすめ本です。
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