辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本42】『仕事の魔法 営業の次はこの魔法』 中村信仁 ※ラジオパーソナリティもされてます

ついに極意を明かす!営業の次はこの魔法『仕事の魔法』

中村信仁 株式会社ビーコミュニケーションズ 2008年発行

 

この中村信仁さんと言う方を存じ上げなかったのだが、

ふとしたきっかけで彼の本を知り、ネットで検索してみたところ評判が良いので読んでみた本。

 

順番としては、先に出版された

『営業の魔法』を最初に読んだほうが良かったのかもしれないが

知らなかったので。

(個人的にはこちらが最初でも特に違和感は感じなかったが)

 



 

 

 

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この本をおすすめしたい人

  • 挨拶、言葉、時間など、営業以前の心構えを学びたい人
  • 営業のしごとをしている人、これから新卒で営業の仕事をする人、営業の仕事をしたい人
  • 取引先の人と付き合う時の姿勢を学びたい人 

 

 

作者紹介

中村信仁(なかむら しんじ)

 

昭和41年2月16日生

 

高校卒業と同時に外資系フルコミッションの営業会社に入社。そこで初めて渡米。日本と海外を行ったり来たりする二重生活が続く。

世界142ヶ国に支店をもち200年以上の歴史を持つ外資系営業会社で、幾度もの挫折を経験しながらも、入社初年度から2年間連続世界トップ・テンに名を連ねたプロセールスマン。

退職後、東京にて大手書店とのコラボレーションによる英会話学校の立ち上げを任され関東有数の有名スクールに育て上げる。

その後22才で起業。現在、各社の営業戦略顧問や人材教育、人材育成、人材採用プランナーとして活躍中。

(以下略)

 

『仕事の魔法』より引用

 

 

 

この本のおすすめポイント

  • 営業の仕事に対してポジティブに考えられる
  • 営業の仕事を通して、人間として成長できるという事を知ることができる
  • 営業以前の挨拶、人に対する姿勢などを学べる
  • ストーリー仕立てなので2時間ほどで読めてしまう

 

 

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心に残った点・役に立った店

 

この本は、小笠原という営業マンが主任になって、

水口という新入社員と同行しながら営業に大事なことをレクチャーするというスタイル。

 

時は大きく、それほどボリュームがあるわけではないので、

大体2時間くらいで読める。

 

 
人としての基本

 

最初は、

新入社員三原則

1.朝、必ず上司や先輩にすすんで挨拶をすること

2.上司や先輩(人)に呼ばれたら「ハイ」とハッキリ返事をすること

3.履物を脱いだら必ずそろえ、席を立つときは必ず椅子を入れること

などと、営業というより、人としての基本にあたる部分が熱く書かれていて

いささか拍子抜け。

 

でも、よくよく振り返って見るrと、

「ハイ」と返事はするが、いつも明るく明朗に返事をしていたわけではないなぁー、「ハイ」とは返事をするがちょっとテンション低めの「ハイ」だったりすることもあるなぁーと反省。

 

いつも同じように明朗に「ハイ!」と返事をしようと、今更ながら決意。

年をとってくると、こういう基本的なことがおざなりになるのだなぁと気がつくこともできた。

 

顧客ノート

「魔法その7 ~時間~」の章に出てくる営業ノート。

 

これは、ひとつの顧客に1冊のノートを作って、

どんな話をしたか、話題に上がった話、よその会社の情報(取引業者の名前や会社の社長の名前など)等をなんでも書いていくという手法。

びっくりするのは、誰がお茶を出してくれたかまで書くという点。

 

すると、時間が経っても鮮明に思い出せる、

どんな提案をしたらいいのかハッキリみえてくるという事だ。

 

これは良いかもしれないので、早速やってみよう!

(でも、ひとつの顧客に1冊のノートということで、10の顧客がいたら10のノートを使うことになる。これはちょっと不便ではないのだろうかという疑問も正直あるなぁ、やってみないとわからないけど)

 

即動力

提案にはすぐ返事をする。

 

やれるかやれないかではなく、まずやってみようとすることという事。

 

自分を振り返ってみると、

即答の部分では甘かったなぁと。

 

返事をするまでに、

「えっ!?」っと固まってしまい、即答では無くなることがある。

 

「やります!」とすぐ返事すればよかったなぁと後から思う事もある。

 

この点はすぐレスポンスするのを心がけようと思った。

 

夢を語るとか「えっ?今更これを言うの?」と思ってしまう部分もあったけど、

最後まで読んでみて、営業という仕事に今まで以上にワクワクしてきた部分もあった。

 

営業で自分を成長させるという点で書かれた本だからだろうか。

私は自分を成長させるということは、あまり考えてこなかったなぁということもわかった。

 

その点では、新しい視点を得た。

 

ただ、昔の体育会系の仕事の仕方の名残なのだろうか、

水口という新入社員の頭をたたいたりする場面が何回か出てきたのはちょっと違和感。

 

相手を尊重する人は、たとえ後輩でも叩いたりしないでちゃんと名前にさん付けする人が多いので(それが多少デキの悪い後輩であっても)、、、。

 

とはいえなかなか面白かったので、営業で自分を成長させたい方おすすめです。

 

※この本に興味を持った方は、最初に出た『営業の魔法』を先に読んだほうが良いかも