辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本58】宇宙とつながる”お部屋の魔法” 山田ヒロミ ※生まれ変わったみたいに人生にいいことが一杯起こる本

『宇宙とつながる”お部屋の魔法”』 山田ヒロミ

 2020年 大和出版

 

 

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”空間で人生はどうにでも変えられます。まるで、あなたは望む未来にタイムスリップしたかのよう。”

 

これは本書の表紙カバーにあった一文。

確かに部屋って、その時の心理状態とかを表していたりするよなぁと思ったので興味を惹かれて購入。

 

 

この本をおすすめしたい人

  • 不思議体験に興味がある人
  • お部屋の模様替えに興味がある人
  • スピリチュアルな方面からの部屋作りに興味がある人

 

作者紹介

山田ヒロミ(やまだ ひろみ)

 

一般社団法人スペースクリエイト協会代表理事・ドリームスペースクリエイター・お部屋の魔法学校校長・ルームセラピー考案者・松明殿稲荷神社社司。

幼少期に、楽しいことを想像しながら部屋の模様替えをするといいことが起こることを発見。1995年より流行る店・社会貢献しながら業績アップする社会・幸せになる家づくりで好評を得る。心理学とインテリア設計の理論でそのノウハウを整理し始めたある日、「ノウハウがなぜうまくいくのか」の答えが入った光の玉が体内に現れ、データがインストールされる。この時、一人の魂が光ると家族・隣人・街・国・世界へと広がるヴィジョンを見る。幸せになる部屋づくりを伝えた一人から光が広がって、自然と世界が平和になるとわかり、「ルームセラピー」を考案、出版社と口座を始める。

(以下略)

 

『宇宙とつながるお部屋の魔法』より引用

 

 

 

 

 

 

この本のおすすめポイント

  • 著者の不思議な体験が読める
  • あの世の話を知りたい人は興味を持って読める
  • 生まれる前に描いてきた人生の設計図、シナリオを見るワークがある

 

心に残った点・役に立った点

 

 お部屋の話は多くない

住環境や部屋が自分の精神面やひいては人生にも影響することはみんな自覚があることと思う(部屋は内面の現れだなぁとも思う事も多い)

 

部屋と自分の精神面のつながりや、

改善方法などが書いてあるのかと思って購入したが、

読んでみると「自分のシナリオ」をじっくり考え、

宇宙の法則を知ることによって人生を考えるというような本だった。

 

著者の体験も含めスピリチュアルな話がメインなので、

具体的なお部屋の模様替えなどのノウハウが知りたいという方や、

そっち系が苦手な方には向かない本かもしれない。

(具体的な話はトイレの模様替え位しか載っていない)

 

逆に、著者が言う宇宙の法則や、

宇宙の法則を人生や部屋の模様替えに取り入れてみたい人にはおすすめできる本。

 

 

知っておきたい「あの世と人生」のしくみ

 

 宇宙は私たちの人生ゲームのデータ集めをしています。

ゲームの中に入り込みすぎさえしなければ、私たちは必要な時にいつでもビッグデータからデータをダウンロードできるようになっています。目覚めると、セーブしたところからまたゲームが開始できます。

(中略)

 私は、0101010101111・・・・・・というふうに数字がびっしり羅列されたトンネルのような巨大チューブの中に私の頭が入っていて「設定変更しました」と、右上のほうから声が聞こえた体験をしています。

 この情報に関しては、それ以上詳しいことはわかりません。

(以下略)

 

『宇宙とつながる”お部屋の魔法”』Chapterer2知っておきたい「あの世と人生」のしくみ より引用

 

 この部分を読んだ時、かなり驚いた。

 

「えーっ!設定とかあんのー!」と。

 

正直に言ってしまうと、今でも「?」な感じというか、

私自身はすぐ受け入れられなかった部分。

 

それは私個人の問題で、もしかしたらそういう場合もあるのかなぁなんて今は思っている。

 

 

でも、著者が飛行機の中で、”走馬灯を見る”という経験は、

以前こちらのブログでも紹介した本、

アニータ・ムアジャーニ著『喜びから人生を生きる!』

 にあったのと近い内容。

 

nonko-h.hatenablog.com

 

 この一致はとてもおもしろい。

興味が湧いた方は、ぜひ『喜びから人生を生きる!』を読んでみるのをおすすめ。

(そちらの本の方が時系列に沿って詳しく書かれているので読む醍醐味があります)

 

 

 

 

キャラクター設定と舞台設定があっての物語

 この本を読んでみて、思ったのは

お部屋の設定とあるが、それよりも「心」の部分が多いこと。

 

お部屋とは題名にあるが、

部屋よりも「心の設定」の部分がメインのように感じた。

 

先に空間設定をすることによって、心のうつ側に想像した物事と一致した配置や見た目、エネルギーを持った部屋で暮らすことによって、ありたい自分の理想の日常が最速で現実になるとも書いてある。

 

読後、何か住まいについてやってみたくなり

トイレについては、具体的にスケジュールが書いてあったので、

実際にやってみた。

 

本に書いてあるとおり、絵をかけたりしてみたのは、

なかなかおもしろいチャレンジ。

(中に入れる絵を選ぶのにとても時間がかかってしまったが)

 

トイレはあまり物をおかず、スッキリした空間にしていたが、

絵をかけるのはそれだけで雰囲気がかわるのがわかった。

 

なんとなく空間から受けるイメージが違うような感じ。

 

今までは、リビングにしか絵をかけていなかったが、

(以前誕生日の時に、思いついて画廊に行って購入した絵でそれなりに気に入っている)

絵をいくつか用意しておいて、季節などでも部屋に飾る絵を変えるのもいいなぁなどと思っている。

(そういえば、お茶をしている方の家の床の間に、季節にあった掛け軸と花が活けられているのはとても素敵だなぁーと感じるし)

 

 

天空映画館が持ち歩ける【CINEMAGE】

 

 

100%人生のシナリオ通り

この本によると、

生まれる前に自分で想像してきたシナリオがあるとの事。

 

読んだ時、この事については、

私自身信じるのが難しい内容だった。

 

だがよくよく考えてみると、

親と同じような体験(それもネガティブな体験の方が)をしたりする事があることに気がついた。

 

一見ネガティブな体験も、親を超える体験のシナリオで、

意味があるのかもしれないなぁなどとも思う。

 

自分の人生のシナリオを知ることで、

自分でシナリオの設定変更ができるとの事。

 

半信半疑でやりはじめたけど、

いざやり始めるとどんどん紙に書けていったのが面白かった。

 

ワークはやってみると思ったよりも楽しかったが、

何かが変わった実感はまだ無いなー。

でも自分が思ったよりも楽しめたので、それはそれで良かったのかも。

 

ワークをすることで、

自分が普段気が付かなかったテーマのようなものがわかる人は多いかも知れない。

 

 

こういうところに住みたいなーという部屋を、

引き出しの中にあるものやコンセントの位置まで詳細に1分以上そのことだけをいい気分で思い描き続けるというワークは、思ったよりも難しく、

大体のイメージは思い浮かべられても、詳細まで思い描き続けるというのがなかなかできない。

 

ネットでイメージを探しても、

これだ!と思うものがなく、いかに自分のイメージが貧弱であいまいであるかもよくわかった。

詳細まで思い描く事、もうちょっとやってみようかな。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

【おすすめ本57】LIFE SPAN ライフスパン 老いなき世界 デビッド・A・シンクレア

『LIFE SPAN 老いなき世界』

デビッド・A・シンクレア/マシュー・D・ラプラント著 梶山あゆみ[訳]

東洋経済新報社 2020年9月発行

 

この本は、とても話題になったし、

本屋でも平積みになっていたので知っている人が多いだろう。

 

本の厚さにひるむ人が多いかもしれないが、

486ページから491ページまでは謝辞、

最後から1ページ~98ページは索引、用語集、登場人物紹介、原註だ。

臆せず読んで見て欲しい。

 

最初は難しく感じるかもしれないが、途中から加速して面白く興味深く読みすすめるようになりますよ。

 

 

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この本をおすすめしたい人

  • 老化と老化に対する研究結果を知りたい人
  • 老化に対して今できることを知りたい人
  • 根拠のない老化対策ではなく科学的根拠の有る老化対策について読みたい人
  • 科学者による未来予想について知りたい人
  • 老化に対する過度な恐怖心をなくしたい人

 

作者紹介

デビッド・A・シンクレア(DAVID A. Sinclair)

 

世界的に有名な科学者、起業家。

老化の原因と若返りの方法に関する研究で知られる。

とくに、サーチュイン遺伝子、レスベラトール、NADの前駆体など、老化を遅らせる遺伝子や低分子の研究で注目を浴びている。

ハーバード大学医学大学院で、遺伝学の教授として終身在職権を得ており、同大学院のブラヴァトニク研究所に所属している。

ほかにも、ハーバード大学ポール・F・グレン老化生物学研究センターの共同所長、ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア・シドニー)の兼任教授および老化研究室責任者、ならびにシドニー大学名誉教授を務める。

その研究は、新聞・雑誌、ポッドキャスト、テレビ、書籍などで頻繁に取り上げられている。

(中略)

これまでに170本あまりの科学論文を発表し、50件あまりの特許を共同発明。

また、老化、ワクチン、糖尿病、生殖能力、がん、生物兵器防衛などの分野で、14社のバイオテクノロジー企業を共同創業している。

科学誌『エイジング』の共同主幹であり、国防関係機関やNASAとも共同研究を行うほか、これまでに35の賞や栄誉を授与されている。その主なものには「オーストラリアを代表する45歳未満の科学者」の1人に選出、オーストラリア医学研究賞受賞、アメリ国立衛生研究所長官パイオニア賞受賞、『タイム』誌による「世界で最も影響力のある100人」の1人に選出(2014年)、「医療におけるトップ50人」の1人に選出(2018年)、などがある。

2018年、医療と国家安全保障に関する研究が認められ、オーストラリア勲章を受章。

 

 

マシュー・D・ラプラント(Matthew D. LaPlante)

ユタ州立大学で報道記事ライティングを専門とする准教授。ジャーナリスト、ラジオ番組司会者、作家、共著者としても活躍。主な活動については、

www.madlaplante.comを参照のこと。

 

梶山あゆみ(かじやま あゆみ)

翻訳家。東京都立大学人文学部英文科卒。

主な訳書にヒッグス『人類の意識を変えた20世紀』、ウィンチェスター『精密への果てなき道』、ジョンソン/ギャラガー『10億分の1を乗り越えた少年と科学者たち』

(以下略)

 

『LIFE SPAN 老いなき世界』より引用

 

 

 

 

この本のおすすめポイント

  • 広告やネット上の怪しげなアンチエイジングに惑わされなくなる(と思う)
  • 科学的な視点から老化を考えることができる
  • 老化に対する研究の過去・現在・未来が時系列的に語られている
  • ”老化は病気”という新しい視点を得ることができる
  • 未来は健康寿命が伸びるであろうことを知り、希望を感じることができる

 

 

 

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心に残った点・役に立った点

 

老化を寄せ付けない、あるいはしんじがたいほど長寿な生き物たち

ヒッコリーマツは、ヒトと同じ真核生物。遺伝子の半分は私達のものとよくにているそうだ。

だが、このマツは老化しない(年をとらないというわけではない)

 

樹齢23~4713年(!)のヒッコリーマツを科学者が調査した時、細胞老化の違いがなかった。

 

私が心底驚いたのは、次のクラゲの話。

 

アメリカ西海岸に生息するミズクラゲ、体長1センチほどのチチュウカイベニクラゲの2種は、「不老不死のクラゲ」と呼ばれているそうだ。

 

「不老不死のクラゲ」をすり潰して細胞を1個ずつばらばらにしても、やがてその細胞が集まっていって完全な固体に戻る。

 

なんと、再生すると同時に、老化の時計をリセットしているものと考えられているそうだ。

 

これには、びっくり!

まるでSFの世界ではないか!

(でも、これは人間には無理な話。だってすり潰されないと再生できないなんて、、、)

 

でも、既にこういった生物がいる以上、老化や再生についてまだまだ未知のものがあって、研究の余地があるということなんだなぁと。

 

 

健康長寿のために誰ものが取り組めること

食べる量を減らせ

 

 25年にわたって老化を研究し、何千本という科学論文を読んできた著者がアドバイスするのが「食事の量や回数を減らせ」

 

今すぐ実行できて、確実な方法との事。

 

要するに食物が足りない時の遺伝子の反応を再現するのが、

健康法につながるとのこと。

 

間欠的断食

 

食事の量は普段とは変えないものの、食事を抜く期間を周期的に差し挟む方法。

 

昔は、食物を断つことが身体を「休める」と信じられていたが、

現在は全く正反対の見方がされており、

身体が絶食のストレスに晒されることによりサーチュインのプログラムを働かせると考えられているそうだ。

 

アミノ酸を制限する

 

肉類には9つの必須アミノ酸がすべて含まれているが、相当な代償を伴うそうだ。

 

動物性に偏った食生活を送っていると、心血管系疾患による死亡率とがんの発症率が高まることは研究で報告されており、特に加工した赤身肉はいけない(ホットドッグ、ソーセージ、ハム、ベーコン)。

この加工肉については何百という研究で、結腸・直腸がん、膵臓がん、前立腺がんとの関連が確認されているそうだ。

 

生きる上でアミノ酸は必要だが、

たいていの人は少ない量でも間違いなく耐えられるそうだ。

 

 

運動をする人ほどテロメアが長い

 

運動をすることによって、NADの濃度が上昇し、それがサバイバルネットワークを作動させる。そのおかげでエネルギーの産生量が上がり、筋肉は酸素を運ぶ毛細血管をさらに増やすようになるそうだ。

 

AMPK、mTOR、サーチュインといった長寿関連の物質はカロリー摂取量にかかわらず運動によって正しい方向に調節され、新しい血管をつくらせ、心臓や肺をを健康にし、身体を丈夫にし、テロメアを長くする。 

 

 

 

 

寒さに身を晒して長寿遺伝子を働かせる

 

褐色脂肪は「寒さ」でも活性化されるそうだ。

(低体温症や凍傷になるまでやってはダメ)

鳥肌が立つ、歯がカチカチ鳴る、腕が震えるのは危険なサインではなく、

こうした状態をある程度経験すれば、長寿遺伝子は必要なストレスを受け取って健康的な脂肪を増やすそうだ。

 

面白いのは、サウナなどの高温は低音ほど効果ははっきりしていないそう。

人間は恒温動物なので体内の酵素は大きな温度変化に耐えられるようにはできていない。深部体温をあげさえすれば長生きするというわけにはいかないとの事。

 

タバコ、有害な化学物質、放射線は老化を早める

 

亜硝酸ナトリウムで処理された食品(一部のビール、塩漬けや燻製などの保存処理をした肉のほとんど、特に加熱したベーコン)は、N-ニトロソ化合物が生成されることは半世紀前に判明していて、強力な発がん性を持つことが確認されてきたが、ニトロソ化合物はがんだけではなく、DNAを切断する力があり、サーチュインをもっと酷使してしまうそう。

 

 

著者は、砂糖、パン、パスタの摂取量をできるだけ少なくしているとのこと(デザートは40歳でやめた)

一日のうちどれか一食を抜くか、ごく少量に抑えるようにしている。

植物をたくさん摂取し、ほかの哺乳類を口にするのは避けるようにしている。運動したときには肉を食べる。

タバコは吸わず、電子レンジにかけたプラスチックや、過度な紫外線、レントゲンやCTスキャンを避けるようにしている。

日中と就寝時は、涼しい場所にいるようにしている。

(以下略)

 

などなどを気をつけているそうだけど、

私も電子レンジにかけたプラスチックは避けているなぁ、そういえば(要するにコンビニのお弁当や冷凍食品は食べないようにしている)

 

著者は、特定のサプリメントを推奨することはないそうなので、誤解なきよう。

 

そして、この本の主題は、こういった健康法をアドバイスという小さなものではなく、これまでの人類の老化に対する研究や、現在、これからの未来についての事までも書かれているので、興味を持った方は実際に読んでみて、そして健康のために取り入れたいことがあれば自分なりに取り入れて見れば良いと思う。

 

 

 

 

私達はどこへいくのか

この本の第3部 私達はどこへ行くのか(未来)で、

とても印象的なのは、高齢者が活躍できる社会へという部分だ。

 

2014年のカリフォルニア州サンディエゴのマラソン大会に91歳の女性、ハリエット・トンプソンがランナーとして出場して、最高齢情勢の記録を塗り替えたそうだ。

彼女は、走ることで白血病リンパ腫協会向けに10万ドル以上の寄付金を集めたそうだ。

 

なんとびっくり!

 

だが、将来的には同じことが暮らしのあらゆる場面で起きると著者はこの本で語っている。

 

教室では90代の教師が、新しい仕事を始めようとする70代の生徒を指導する。

高齢の夫婦が、孫の孫と取っ組み合って遊ぶ。

経験が物を言う職場では、高齢の労働者が敬われ雇われる。

 

過ごした時間がネックではなくなり、高齢者は厄介者ではなくなる。

 

高齢者に対する誤った固定観念も健康な寿命を伸ばすことができれば、無くすことができるということ。

 

高齢の労働者が労働市場を圧迫するというのは、誤った考えと著者は力説しているのだ。

 

定年退職する人がいなければ、若い労働者が仕事からあぶれるのではない。

国家が新しい発想を取り入れたり、人的資本を活用したりするのを怠るから国家が停滞すると。

 

60~60歳など定年年齢の低い国の方がGDPが少ない。

モルドバハンガリーラトビア、ロシア、ウクライナ等)

その一方、

オランダ、スウェーデン、イギリス、ノルウェーなどの定年年齢が66~68歳の国のほうがGDPが高い。

 

要するに、いつまでも働き続けられれば経済のあり方自体が変わるということ。

(高齢になって働けなくなったにお金がなくなる恐怖からタンス貯金など、しまい込まれた資金は数兆ドルにのぼる)

老化を遅らせることによる経済効果は、医療費の削減、ボランティアや後進の指導、奉仕活動などで社会に利益も還元できる。

(経済学者のゴールドマンの推計によると、老化を遅らせることによる経済効果はアメリカだけでも50年間で7兆ドルを超える)

 

 

著者の父親は80歳だが、

働くことが恋しくなって、シドニー大学の論理委員会の一員として、研究を審査・承認する役についたそうだ。

充実した暮らしをし、世界を旅し、健康状態を維持し、未来に明るい希望を抱いているのだそうだ。

 

 

巷には、いろんな健康法が溢れている。

テレビで紹介される健康法を見るのは楽しかもしれないが、

そこにはスポンサーという背景があることを忘れて盲信する人もいる。

 

そんな目先だけの健康法や、一時の流行りの健康法にながされずとも、

きちんと科学的に研究されたものを自分なりに取り入れれば良いだと思う。

 

そして何より、この本の素晴らしい点は、

「老化は病気」と定義しているところだ。

 

この点で、一般的な固定観念を思いっきりはずしてくれる。

病気なら、いつかは治せる時代がくるという明るい気持ちにさせてくれる。

 

とてもおすすめです!

 

 

 

 

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【おすすめ本56】伝わるメール術 平野友朗 ビジネスメールの正しい書き方

『伝わるメール術 だれも教えてくれなかったビジネスメールの正しい書き方』

平野友朗 2019年 株式会社技術評論社

 

ビジネスメールは、相手に誤解を与えないのが一番大事だと思うから、

ある程度型にはまった書き方を心がけている。

 

でも、たまに何が本当なのかわからなくなるし、

”コツ”がわかればいいなぁと思い読んでみた本。

 

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この本をおすすめしたい人

  • ビジネスメールの基本が知りたい人
  • ビジネスメールについて簡単に読みやすい本が読みたい人
  • メールを書くのに時間がかかる人
  • 返信漏れなどのミスがよくある人

 

作者紹介

平野友朗(ひらのともあき)

 

一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事

株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役

 

筑波大学卒。広告代理店勤務を経て、2003年にメルマガコンサルタントとして独立。現在は、ビジネスメールの教育・改善の第一人者として活躍。メールに関するメディエア掲載1000回以上、著書28冊。官公庁、企業、団体、学校へのビジネスメール講演・研修やコンサルティングは年間100回を超える。

スキルアップから営業、効率化まで幅広いテーマの指導を行う。近書に『図解でわかる!メール営業』(秀和システム)、『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』(文響社)。他著書、監修書多数。

 

『伝わるメール術』より引用

 

 

この本のおすすめポイント

  • メールに対して過剰品質のため処理が遅かった事に気がつく
  • 100点ではなく90点を目標にしたメール術が身につく
  • タイトルだけで要件を伝えるコツがわかる
  • 読みやすい、わかりやすメール文章術が参考になる

 

 

 

出前を後払いでご注文するならデリズ

 

 

心に残った点・役に立った点

 

クッション言葉をつかいこなして印象UP

 

「ご回答をお願いいたします」

(有無を言わせない命令のように感じることもある)

「大変お手数ですが、ご回答をお願いいたします。」

(クッション言葉がついていると柔らかい印象になる)

 

クッション言葉は相手に快く読んでもらうために本当に便利だと実感しているが、バリエーションが少なかったので勉強になった。

 

【クッション言葉の一覧】

お手数をおかけしますが

恐れ入りますが

大変恐縮ですが

ご面倒をおかけしますが

差し支えなければ

よろしければ

(以下省略)

 

※クッション言葉は1通につき1~2以上だと、読みにくくくどくなるので注意とのこと

 

 

 

 

「思います」は危険が一杯

 ビジネスメールでは「思います」を使った逃避に注意しなくてはならないとのこと。

 

安易に「思います」で保身に走るなら、つかわないほうがよい。

使うなら、

「値引きは難しいと思いますが、上司とかけあってみます」

と伝えれば、値引きができれば喜ばれ、できなくても「頑張ってくれた」という印象が残るとのこと。

 

【こんな「思います」には要注意】

 

・これで問題はないと思います

・オプションはご利用できると思います

・すでにご請求していると思います

・すでにお支払いしたと思います

・お詫びしたいと思います

『伝わるメール術』より引用

 

 

「させていただく」は多用しない

 

「許可」を取るべき行動かどうか

 

「させていただく」というのは、許可を取って行い、そのことで恩恵を受けるときにつかうフレーズ

 

これには「ハッ!」とさせられた。

「させていただく」は丁寧な印象になるので、結構使っていたが、

これからは気をつけなければ、と気がつくことができた。

 

「させていただく」は本来の意味でつかうとき以外は「いたします」に変更した方がよいとの事。

 

※読みやすくする修正例

「先ほどお配りさせていただいた本日の資料は、修正版を後ほど発送させていただきます。ご確認いただきましたら、お知らせください。」

「先ほど お配りした本日の資料は、修正版を後程発送させていただきます。」

「先ほどお配りした本日の資料は、修正版を後程発送いたします。」

 

『伝わるメール術』より引用

 

 

 

 TOで受け取ったら返信は必須

メールはどこまでラリーを続けるのかは、誰もが悩むところかも。

(私もそう)

 

TOで受け取ったすべてのメールに返信するのが原則。

 

社内で「○○の件は私がやっておきますね」と同僚からメールがきたら

「お願いします」

と返信すべき。

 

本書によると、メールを終わらせるのは、

社内なら部下や後輩、社外なら受注側(営業側)など仕事を引き受ける側で終わらせる。

 

メールは最低1往復半とおぼえておく。

依頼(送信者)→対応(受信者)→確認(送信者)の3工程

 

このように、メールの基本をしっかり確認する事ができた。

 

ビジネスメールの基本の確認したい方は是非どうぞ。

 

 


 

【おすすめ本55】人生は楽しいかい? ゲオルギー・システマスキー著 ロシアの格闘技システマからのヒント

『人生は楽しいかい?』ゲオルギー・システマスキー著 北川貴英 監修

株式会社夜間飛行 2016年6月発行

 

 

人生は楽しいかい?

あなたはこの問に、心の底から「イエス」と答えることができますか?

 

プロローグの[本書の使い方]は、このような言葉ではじまる。

 

そしてプロローグは、

 

準備はいいですか?

心から人生を楽しむための知恵を、「僕」とともに学ぶ旅にでかけましょう!

 

という言葉で終わる。

 

この「僕」が、この本の物語の主人公。

 

その「僕」が、ある日電車の中でトラブルに巻き込まれ、無力な自分という現実をつきつけられる。だけど、このトラブルに巻き込まれたことによって、ある人物に出会い、自分の人生を変えていくというのがこの本のストーリー。

 

この”ある人物”というのが、とても興味をひかれる部分。

そして本書のキモ。

ゲオルギー・システマスキー(通称ゲオ)という元ロシア特殊部隊という架空の人物。

 

このゲオからの”指令”で「僕」は、少しずつ自分を変えていく。

 

物語形式を取っているのだが、これがなかなかおもしろい。

そして、”指令”は一見簡単に思えるが、奥深い。

 

人生は楽しいかい?

 

そう問われた事もなければ、人生が楽しいかどうかなんか考えもしたことがない(というか、人生は楽しいというより辛いもの、という風に私は思っているのだと、この問いから今回気がついてびっくり)

 

私のように、人生は楽しいかどうかも考えたことが無い!という方に、おすすめしたいのでご紹介。

 

この本をおすすめしたい人

  • ロシアの格闘技システマに興味がある人
  • 人生変えたいと思っている人
  • ステマを生活に取り入れたい人
  • ステマを理解したい人
  • 「人生は楽しいかい?」と聞かれ「楽しい!」と答えられるようになりたい人

 

作者紹介

北川貴英

 公認システマインストラクター。システマ東京主催。

各地のカルチャーセンターなど年間400コマを超すクラスを指導。

『システマ入門』(BABジャパン)、『システマ・フットワーク』(日貿出版社)、『最強の呼吸法』(マガジンハウス)、などシステマ関連の著作を多数執筆し、創始者ミカエル・リャブコ来日セミナーのオーガナイズなどにも携わる。

 2006年以来、毎年欠かさず数度の海外研修を実施し、知識とスキルのアップデートに努めている。

 

『人生は楽しいかい?』より引用

 

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本書に出てくるロシアの餃子ペリメニ

 

この本のおすすめポイント

  • 各章がそれぞれひとつの”指令”をテーマにしているのでわかりやすい
  • 物語形式で、読みながらシステマが理解できる
  • ステマを格闘技ではなく、知恵として取り入れられる
  • ”呼吸する””ゆっくりやる”など取り組みやすい
  • ストーリーが面白く、どんどん読み進められる
  • 主人公がサラリーマンなので親近感がわきやすい

 

 

 

 

 

 心に残った点・役に立った点

 

自分に心底がっかりした時こそ変わる時

プロローグは、「僕」が自分に心底がっかりする場面で終わる。

これは男としてなかなか辛い状況。

 

車窓にうつるさえない「僕」の姿。

自分のさえない姿を見ているうちに、目頭が熱くなり、喉からは嗚咽が。

 

恐ろしいのか、悲しいのか、悔しいのか、腹ただしいのか。

自分がどう思っているかすらわからないが、

”変わりたい”と、心から思った瞬間。

 

こんな場面からこの本は始まる。

 

人間って、普段は変わりたくないんだなぁと思う(無意識で現状維持したいのかも)

でも、こんな辛い思いをした時こそ、変わるチャンスでもある。

これは、私も体験して本当にそう思う。

ちょっとやそっとの悲しさなどではなく、心底辛い時こそチャンスなのかも。

 

心がギブアップするかどうか

”指令1”の最後にある「ロシア特殊部隊の教え」の言葉。

 

人は致命的でない傷で死ぬこともあれば、致命傷を受けても死なないこともある。すべてはあなたの心がギブアップするかどうかにかかっているのだ。

 

『人生は楽しいかい?』47ページより

 

「心がギブアップするかどうか」

 どこがどうかわからないけど、この言葉にぐっときた。

ともすると苦しみを感じることがある今の私に、響いた言葉。

 

 

POCKETALK(ポケトーク)

 

 ゆっくりやる

極端なポジティブシンキングは、物事を一面的に捉えているという点では、ネガティブシンキングと同じなんや。

(中略)

 

平常心を保っているときは、こうやって物事の両面が見えとる。でも、パニックに陥るとあっという間に、一面的にしか見れなくなるのや。それがポジティブであろうとネガティブであろうと、平常心を失って、パニックに陥っとるという意味では同じやねん。

(中略)

 

無闇に急いでいる人間は、見落としてはいけない大切なことを見落としてしまうのや。

 

『人生は楽しいかい?』「指令2」ゆっくりやる より引用

 

極端なポジティブシンキングがネガティブシンキングと同じ?

「え?」

と思うような言葉。

でも、平常心を失っているという意味では同じだ。

これは本当に目から鱗が落ちた。

 

いつも平常心を失っていてゆとりがないから、ちょっとしたことでパニックに陥るし、自分が危険な状態にあるということに気づかないのや。

 

「指令4」距離を測る より引用

 

この本を読んだ後、自分で驚いたことがある。

デスクワークをしていた時の事。

急ぎの仕事でも無いのに、気がついたらとても急いで仕事をしている。

何故か焦って仕事をしている。

「ええっ?」とびっくり。

 

そういえば。

常に軽く焦っているような。

家事も仕事も、何故か急いでやっている。

だからか!

気がつくと体が固くなっている。

 

ゲオいわく、

身体がこってる=視野が狭い=平常心を失いやすい

 

このあたりは、やはりシステマという格闘技からの教えという感じ。

だが、本当にそうだ。

 

私は急ぐ必要も無いのに、軽くいつも焦っている。

あえてゆっくりやることで、気づきも得られるとの事。

 

驚くことに、「ゆっくりやる」事に何故か抵抗があるのだ。

仕事でも家事でも全てのことをゆっくりやる事ができない。

だからゆっくりしている人にも、イライラする。

 

これにはびっくり。

毎日が軽いパニック状態という事だ。

 

気がついた時に「ゆっくりやる」事を意識するようになった。

焦って仕事をしている時はやはりミスが多いのも納得だ。

 

まだ、いつも平常心とはいかないが、このことは今後も心がけていこうと思っている点。

 

任せる

人間というのは、事細かに指示を出せば出すほど『やる気』を失ってしまうものなんや。

自分で判断し、行動することによって人の能力は最大限に発揮されるのや。

 

『人生は楽しいかい?』「指令16」任せる より引用

 

支持はできるだけ簡潔なほうがいいとの事。

 

誰に(S:Subject)、何を(O:Object)、どうしてもらいたい(V:Verb)のか。

上司からの支持はこれ以上細かいものではあってはいけないそうだ。

 

緊急事態になればなるほど、支持は簡潔にすること。

 

うーん。簡単なようでいて深い。

 

そしてこの指令「任せる」は、その前の司令「分かちあう」とセット。

 

細かい指示は出さず、大まかな目標だけ共有し、あとは各々自分の裁量でがんばり、批判や責め立てることなく、情報は共有するということ。

 

ステマは特殊部隊のメソッドだったわけで、

これは実際に特殊部隊で使われていたことを考えると納得。

命がかかっている場面だけではなく、普段の生活、そしてマネージメントの場面にも役にたつ内容。

 

仕事の場面では、完全に任せることができずに事細かに指示を出すということが多いのではないだろうか。

細かく指示を出すことが良い事にも思われているかも。

 

そして、上下関係があると「分かち合い」もなかなか難しく感じる場面も多い。

批判することで自分のポジションを相手にわからせる人も多いような。

 

 この本は、ロシアのシステマで自分や人生を変えたサラリーマンの話になっているが、楽しく読めるし、気づきも多い。

「指令」は簡単に思えるようなものも多いから、違和感を感じる人もいるかもしれないが、やってみると深い。

 

おすすめです。

 

 

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【おすすめ本54】図解でわかる メール営業 平野友朗 ※悩める営業マンを救うメール活用法

『図解でわかる メール営業』平野友朗

株式会社 秀和システム 2018年発行

 

仕事上でメールのやり取りをする時は、

言葉遣いや内容など、細かいところでちょっと悩むことがある。

 

この大体はわかるけど”ちょっと迷う部分”を知りたくて手にとった本。

 

 

この本をおすすめしたい人

  • ビジネスメールで好印象を与えたい人
  • メールで接触回数を増やしたいが、どうしたらいいかわからない人
  • メールでアポイントは難しいと考える人
  • 営業マンのメール活用術を知りたい人
  • 営業マンのメール活用術についてざっと内容を確認したい人

 

 

作者紹介

一般社団法人日本ビジネスメール協会代表理事。株式会社アイ・コミュニケーション代表取締役

1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類(認知心理学専攻)卒業後、広告代理店勤務を経て独立。

ビジネスメール教育の第一人者として知られ、メールマナーに関するメディア掲載1,000回以上。メールを活用した営業手法には定評があり、メールウェブマーケティングを駆使して5,000社の顧客を開拓。

メールスキル向上指導、組織のメールに関するメール策定、メールの効率化による業務改善や生産性向上などを手がけ、官公庁や企業などへのコンサルティングや講演、研修回数は年間120回を超える。

 

『図解でわかる メール営業』より引用

 

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この本のおすすめポイント

 

  • 見開き左が解説、右がイラストなのでイメージしやすい
  • 営業職に特化した事例が載っている
  • 自分だったらどのように使うか考えながら読み進められる
  • 丁寧さを重んじるマナーの観点ではなく、営業の観点から書かれている

 

 

 

 

心に残った点・役に立った点

 

営業メールのポイントは「内容」と「タイミング」
  1. 型にのっとり、正しい日本語と丁寧な表現が使えていること(それだけで「メールができる」「常識がある」という印象を与える)
  2. 適したタイミングで送る(タイミングを外さなければ受け入れてもらえる、タイミングが悪ければ見向きもされない、かえって不快感を与える)

要するに、「こちらの事を考えているな」「配慮してくれているな」「気が利くな」と思って貰えれば、メールは無視されないとのこと。

 

さらには、痒さを意識させる前に手を差し伸べることができればベスト。

 

これらは難しそうに見えるが、意外と簡単。

それを書いたのがこの本、との事。

 

 

営業は悪いことではない

営業マンで、「営業をされたら嫌だから営業をしない」と考える人はいないだろうか?

(私もその部分はちょっとある、、、)

 

営業が悪いことと考えると何もできない

営業マンがいるから、お客様は商品やサービスを買うことができる、より深いプロからのアドバイスがもらえる

 

表面上はそう思っていなくても、心の底では迷惑かも、、、と腰が引けている部分があったなぁーと気がついた。

 

この部分が違うと、「メール送ったら迷惑かなぁ」「面談のお礼メール送るけど、読むのが手間だなぁと思われないかな」などといういう気持ちがなくなって、フットワーク良くメールを送れるようになりそう。

 

 

 開封される件名の付け方

メールの件名は、ちょっと悩む時がある。

それが、この本を読んでヒントを貰えた。

 

件名はメールの開封を左右する、との事。

 

「ご相談」「お願い」だけではダメ。

これは誰もがわかる部分。

 

○ビジネスメール研修日時のご相談

☓ご相談

 

○コストを20%削減できる採用企画のご提案

☓ご提案

 

この本を読んで今回参考になったのは、

「~ついて」「~の件」は使わない

という点。

(営業メールは件名が勝負)

 

 ○見積もりの値引き額についてのご相談

☓見積もりの件

 

○新サービス(○○)ご提案日時のご相談

☓日時について

 

○資料(○○)到着のご確認

☓資料の件

 

要するにメールの主旨がわからない件名はダメだということ。

 

 

 

 

 

宛名を省略すると失礼な印象を与えることも

 

初めてメールを送るときや目上の人に送るときは、相手が宛名に対してどのような印象を抱くかわからないため、全て書いたほうが無難との事。

 

この辺は気をつけていたが、省略するのは失礼な印象を与えるというのは勉強になった。

 

例えば。

○株式会社

☓㈱

 

○財団法人

☓(財)

 

○ホールディングス

☓HDD

 

など。

 

接触回数を最大化するために

私がこの本で一番役に立ったのは、この部分。

 

つながりを維持するためのメールの書き方。

 

イベントの前日に電話すると先方の予定の調整は難しい。

 

ホームページで告知する前に予告のメールを送っておく。

そして、申込みの受付が開始したらすぐに知らせる。

返事がなくても、開催日までに2~3書い連絡する。

参加できなければ、当日の様子をメールする。

 

 

この部分は、なるほど!と思った。

 

もう1点参考になった部分。

 

予告を効果的に使う

 

営業マンは反応がない場合、次の一手に悩むわけで。

それがメールを書けない原因になる。

メールを送ることをあらかじめ伝えておく

 

  • 「次回のイベントの日程が決まったらお知らせします」
  • 「また来週連絡します」

 

など。

 

これは、早速使いたいと思った。

 

営業マンでメールに悩んでいる人、簡単に読める内容の本なのでおすすめです。

 

 

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【おすすめ本53】台湾調味料いただきます手帖 沼口ゆき 魯肉飯にはホンツォンスー

『台湾調味料いただきます手帖』沼口ゆき

株式会社 誠文堂新光社 2019年7月発行

 

 

台湾には何回か行ったことがあり、おととしなどは思いついてすぐホテルを予約。

その位気軽に行ける国。

その楽しみの一つが食べ物。

日本の影響も多く、『日式』なんて看板の食べ物やさんも見かけたりする。

 

今はコロナ禍で行くことができないが、

また行けるようになった時に調味料を買ってくるのも楽しいなぁと、コロナ禍がおさまった後に夢をはせながら眺められる本。

 

 

この本をおすすめしたい人

  • 台湾料理に興味がある人
  • 台湾に行ってみたい人
  • 台湾料理を作ってみたい人
  • 次に台湾に行った時に調味料を買ってきてみたい人
  • 台湾料理の味付けの秘密が知りたい人

 

作者紹介

沼口ゆき

 

ル・コルドン・ブルー東京校、リッツ・エスコフィエ・パリ料理学校等で料理と製菓を学んだ後、料理研究家の有元葉子氏に8年間師事し、独立。1996年より料理教室開始。

2001年から築地に料理スタジオを構え、2009年場外市場に『波よけ通りキッチン』をオープン。2013年からオリジナル台湾ツアーを主催し、2015年秋に台北へ留学。現地で料理教室やレストランのアドバイザーとして活躍し、帰国後の現在も日本と台湾を行き来する日々が続いている。

 

『台湾調味料いただきます手帖』より引用

 

  

 

 

 

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 この本のおすすめポイント

  • 台湾の調味料を知る事で台湾の食文化がわかる
  • レシピが載っているので実際に作ってみることができる
  • おすすめの調味料が載っているので、購入する際に参考になる
  • 辣油や金桔醤などの調味料の作り方が載っている
  • おすすめのお店などが載っているので台湾で調味料を購入する際に参考になる

 

心に残った点・役に立った点

 

台湾の冬の食べ物

台湾は1~2月が寒いそうだが(私は1月に台湾に行った時はワンピースにカーディガンという服装、夜はレザーの薄手のコートという服装で大丈夫だったので日本の冬よりもかなり温かいですよね)、台湾の人は冬は体を温める漢方スープベースの鍋や羊肉の鍋、鴨肉の鍋をよく食べるそうだ。

 

その他にも生姜入りナツメ龍眼茶も冬のメニューだそうで、

ちゃんと季節にあった食べ物で体をケアしているのだなぁと。

 

確かに、豆花という伝統的なスイーツを食べた時には、漢方っぽいなぁと思ったのを覚えている。

 

魯肉飯

今では日本でもポピュラーになった感のある魯肉飯だが、

日本でみられるレシピは、その殆どのレシピは五香粉というスパイスを使うレシピ。

花椒クローブ、シナモン、スターアニスフェンネル、陳皮で創られたスパイス)

 

以前、私が作ったときもこの五香粉で作ってとても美味しかった。

(でもスターアニスの香りがずっと台所に残る感じがちょっと苦手)

 

この本では、著者が最も尊敬する台湾のシェフから教わった極上レシピとの事。

 

材料

豚バラブロック肉 1.2kg

紹興酒 600ml

水 200ml

醤油 70~80ml

中ザラ糖 大さじ3~3と1/2

みりん 大さじ1

ホンツォンスー 30g

サラダ油 大さじ1

ゆで卵、温かいご飯 各適量

 

と、いうわけで五香粉は使われていない。

 

このホンツォンスーというのがポイントらしい。

 

魯肉飯もホンツォンスーなしでは作れない。

台湾本場の風味を醸し出す「もと」

 

紅葱という小さな赤い葱を薄切りにしてじっくり揚げたもので、香ばしく、甘みがあり、台湾料理になくてはならない調味料です。家庭で手作りもしますし、お手軽に買ったものを使う場合も。私も市場で手作りのものをよく買います。スープや青菜炒めに少し加えるだけで、コクと香りが断然違います。

 

『台湾調味料いただきます手帖』より引用

 

 

 

富士の天然水ウォーターサーバー【フレシャス】

 

このホンツォンスーを手に入れたくてネットを見たが、なかなか売っていない。

本書には、ホンツォンスーを手作りするレシピが載っているのだが、日本で手に入りにくい紅葱の代わりにベルギーエシャロットを使って作るレシピ。

ベルギーエシャロットもなかなか手に入りにくく(明治屋とか紀伊国屋に行けばいいのかも)、作るにいたっていない。

 

台湾でよく見る「鶏肉飯」も、ホンツォンスーを加えたスープでゆっくり火を通して作るのだそうだ(「鶏肉飯」もおいしいですよね)

 

と、言うわけで次回台湾に行ったときは、ホンツォンスーを買ってきたいなぁと思う。

(この本に”これもおすすめ”と載っていた瓶詰めのものを)

 

 

他にも台湾ならではの調味料が

著者は、あるお店でこぼれるほどピーナッツバターをかけたハンバーガーを食べたのだそうだ。これが驚きの美味しさだったそうで。

 

ハンバーガーにピーナッツバターは抵抗あるなぁー。

でも食べてみたい好奇心がうずうず。

 

その他にも、メイナイヅーというのは、台湾のマヨネーズ風調味料だそうで、酸味は控えめで甘いそうだ。

著者いわく”おとぼけ味ですが、憎めない調味料です”との事。

 

甘いマヨネーズ風調味料もちょっと抵抗あるなー。

(甘いものが苦手なので特に)

でも、それを使ったサンドイッチがなかなか美味しそう。

 

文だけで読むと、想像の味は「?」のものもいくつか載っているが、それが面白い。

台湾の食文化の一端を知ることができて興味深い。

 

コロナ禍がおさまり、台湾に行って調味料を買ったりする楽しさを思い浮かべながら、もう少し踏ん張りましょう。

 

 

 


 

【おすすめ本52】営業の魔法 中村信仁 (この魔法を手にした者は必ず成功する)

『この魔法を手にした者は必ず成功する 営業の魔法』 中村信仁

株式会社ビーコミュニケーションズ 2007年発行

 

レビューがとても良いこの本。

そのレビューの良さは何故か知りたくて、読んでみた本。

 

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この本をおすすめしたい人

  • 営業の仕事で悩んでいる人
  • 営業の仕事をしたい人(転職を考えている人)
  • 営業の仕事で辛い人、苦しんでいる人
  • 営業という仕事はただお金をもらうためにしている人

 

作者紹介

中村信仁(なかむら しんじ)

昭和41年2月16日生

高校卒業と同時に外資系フルコミッションの営業会社に入社。そこで初めて渡米。日本と海外を行ったり来たりする二重生活が続く。

世界142ヶ国に支店をもち200年以上の歴史を持つ外資系営業会社で、幾度もの挫折を経験しながらも、入社初年度から2年間連続世界トップ・テンに名を連ねたプロセールスマン。

退職後、東京にて大手書店とのコラボレーションによる英会話学校の立ち上げを任され関東有数の有名スクールに育て上げる。

その後22才で起業。現在、各社の営業戦略顧問や人材教育、人材育成、人材採用プランナーとして活躍中。

次世代に「格好いい大人の背中」を伝え残すことをライフワークに、講演活動、営業早戦力セミナー、大学生たちの就活道場「笑顔塾」を展開している。笑顔塾の門下生は既に一千人を超え、各企業、各業界で新人賞を獲得し大活躍している。

 

『営業の魔法』より引用

 

 

 

 

この本のおすすめポイント

  • 営業の仕事に誇りを持てる
  • 商談での会話力をつける事ができる
  • 物語形式でスムーズに読める
  • 営業で成功したいと思うようになれる
  • 営業をしている人以外にも販売や商売をしている人にも役に立つ

 

心に残った点・役に立った点

魔法のはじまり

この本は、小笠原という新卒のダメ営業マンが偶然喫茶店で目にした神谷というメンターと知り合い、営業のレッスンを通して成長していく話。

それがストーリー形式になっている。

 

早朝の中野にある喫茶店の中で行われるレッスンは、全部で11。

最後に1つのレッスンが加わり全部で12のレッスン。

それが営業の魔法というわけだ。

 

ストーリー形式といっても、1回のレッスンが終わるページにはまとめのメモが載っているので、要点をつかみやすい。

 

本の最後には、~魔法ノート~というページがあり、

それぞれのまとめが簡潔に載っているので、復習したい時はそこに目を通せば良いようになっている。

 

人間力

人間力という章で、

「営業とは、お客様の問題を解決するお手伝いをする職業です。そしてお客様と成長の感動を共有するという使命があるのです」

とある。

 

この本では、会話のノウハウなどが書かれているが、

一番のキモとなるのは、この部分だろうと思う。

 

私は、営業の仕事で、幸運にも数字でそれほど苦労せずに数字をあげられてきたが(仕事の苦労はいつも別の所にあった)、「お客様の問題を解決するお手伝いをする職業」という認識をもっともっと早くに持てれば、もっと違った営業の仕方、もっと違うお客様との関係が築けたのではないかと、この本を読んで後悔がよぎる。

 

今までのことを後悔しても時は戻らないので、

これからは、この部分を肝に銘じて仕事をしていこう。

 

結局、このベースがあれば提案の仕方も話し方も変わるのではないかとも思う。

 

それなりの年齢になっている人は、営業マンがいくら小手先のテクニックを使っても見抜けると思うし、かえって薄っぺらく思われる可能性もある。

営業のテクニックというのは確かに効果があるけど、ベースとなる部分は人間力なのかもしれないと思う。

 

人は、嫌いな人からは買いたくないし契約もしたくないものだものね。

(だが相手も社会人なので、常識的な断り文句で角が立たないように断るので表面上は気が付かなかったり)

 

 

 

売らない営業

売らない営業というのは、商品を売るのではなく、顧客の問題解決のお手伝いをする

 

最近、この部分を念頭に置いたような営業をする営業マンに会った(取引先)

 

まだお若い方で、名刺を見ると主任だったが、

やはりバリバリしていてメールのレスポンスも早く、言葉も丁寧。

金額が安いサービスでも同じように接してくれる。

仕事を頼むならこの人とお取引したいなあという印象を持った。

そして、またお会いしたいと思った。

 

こうして考えると、営業力ってやはり人の魅力とレスポンスの早さ、言葉遣いの正確さ、小さい仕事と大きい仕事で差がないなど、総合的なものなのだなぁと勉強になったし、この本の内容と照らし合わせて考える部分も多かった。

 

五分という時間は三十分の了解と同じ

 

電話でアポイントを取る時に、

「10分位お時間いただきたいのですが」

という時があるが、そう言って約束した時はやはり10分ちょっとで話を終えたほうがいいのかなぁーなんて時間を気にしながら話していた私。

 

「常識で本当に五分だけと考える人はいません。五分の時間を作ってくださったお客様は、三十分は大丈夫です。その三十分でしっかり相談に乗るのです。」

 

これを読んでいるみなさんは、きっとそんなことは既に当たり前のように知っているのだろうが。

私は、この部分を読んでちょっとホッとした(笑)

 

30分のためにプレゼンテーションを磨き、構成を組み直す。

 

やはり、話す内容の構成を自分で組み立てる事も大事なのだなぁ。

場当たり的ではなく、プレゼンテーションをしっかり組み立てるのは今後の課題。

 

 

マンツーマンで転職活動を支援するコンサルティングサービス【ゲキサポ】

 

 
ポジティブ・シンキング

 真のポジティブ・シンキングとは断固たる勇気を持って行動すること

 

営業の魔法は、

この職業を通して、

多くの人を幸せにするためのものです。

 

最後の章にこの言葉が載っている。

 

最初に読んだ時は、大げさだなぁ~、とか

売ることで人を幸せって詭弁じゃないか、とかちょっと思った。

仕事なのに綺麗事じゃないかと。

 

でも、最近、自分次第で本当に営業という仕事で人を幸せにできるってことがあるんだなぁと思うようになった。

 

それを実感する出来事があったからだ。

 

昔のように、自分の数字しか気にしていなかった時はわからなかった感覚でもある。

 

自分の心の深いところを見てみると、

数字を上げることに、どこか罪悪感があったのかもしれない。

(別にやましい仕事ではなく普通の営業なのだけど)

 

取引先だけではなく、

会社の上司がびっくりするほど喜んでくれたり、認めてくれるという経験をして、今まで感謝がなかったこと、仕事のチャンスは人が運んでくること、人が喜んでくれるというのはこんなに嬉しいものなのかと初めて実感した。

 

今までは、

ストレスから来ていたのかもしれないが、感情をどこか切っていたような感じだったのと、人生経験の浅さや、物の見方の狭さから、人が喜んでくれる嬉しさをあまり感じてこなかった。

 

この本を読んだことで、営業がもっと好きになったし、

いろいろな経験をして(嬉しいことばかりじゃないけど)、よくぞ営業に配属してくれたと会社の上司に感謝も感じた。

 

営業というのは、なにも営業パーソンだけじゃなく、

すべての商売でも使っているスキルだし、ネイルサロンや美容師さんなども営業とは意識していないかもしれないけど必要なスキル。

八百屋さんや魚屋さんなども、意識せず使っているスキル。

 

だから、営業の仕事をしている人だけじゃなく、

色んな人におすすめしたい本です。

 

 この作者の本をまず読むならこの本!