『宇宙とつながる”お部屋の魔法”』 山田ヒロミ
2020年 大和出版
”空間で人生はどうにでも変えられます。まるで、あなたは望む未来にタイムスリップしたかのよう。”
これは本書の表紙カバーにあった一文。
確かに部屋って、その時の心理状態とかを表していたりするよなぁと思ったので興味を惹かれて購入。
この本をおすすめしたい人
- 不思議体験に興味がある人
- お部屋の模様替えに興味がある人
- スピリチュアルな方面からの部屋作りに興味がある人
作者紹介
山田ヒロミ(やまだ ひろみ)
一般社団法人スペースクリエイト協会代表理事・ドリームスペースクリエイター・お部屋の魔法学校校長・ルームセラピー考案者・松明殿稲荷神社社司。
幼少期に、楽しいことを想像しながら部屋の模様替えをするといいことが起こることを発見。1995年より流行る店・社会貢献しながら業績アップする社会・幸せになる家づくりで好評を得る。心理学とインテリア設計の理論でそのノウハウを整理し始めたある日、「ノウハウがなぜうまくいくのか」の答えが入った光の玉が体内に現れ、データがインストールされる。この時、一人の魂が光ると家族・隣人・街・国・世界へと広がるヴィジョンを見る。幸せになる部屋づくりを伝えた一人から光が広がって、自然と世界が平和になるとわかり、「ルームセラピー」を考案、出版社と口座を始める。
(以下略)
『宇宙とつながるお部屋の魔法』より引用
この本のおすすめポイント
- 著者の不思議な体験が読める
- あの世の話を知りたい人は興味を持って読める
- 生まれる前に描いてきた人生の設計図、シナリオを見るワークがある
心に残った点・役に立った点
お部屋の話は多くない
住環境や部屋が自分の精神面やひいては人生にも影響することはみんな自覚があることと思う(部屋は内面の現れだなぁとも思う事も多い)
部屋と自分の精神面のつながりや、
改善方法などが書いてあるのかと思って購入したが、
読んでみると「自分のシナリオ」をじっくり考え、
宇宙の法則を知ることによって人生を考えるというような本だった。
著者の体験も含めスピリチュアルな話がメインなので、
具体的なお部屋の模様替えなどのノウハウが知りたいという方や、
そっち系が苦手な方には向かない本かもしれない。
(具体的な話はトイレの模様替え位しか載っていない)
逆に、著者が言う宇宙の法則や、
宇宙の法則を人生や部屋の模様替えに取り入れてみたい人にはおすすめできる本。
知っておきたい「あの世と人生」のしくみ
宇宙は私たちの人生ゲームのデータ集めをしています。
ゲームの中に入り込みすぎさえしなければ、私たちは必要な時にいつでもビッグデータからデータをダウンロードできるようになっています。目覚めると、セーブしたところからまたゲームが開始できます。
(中略)
私は、0101010101111・・・・・・というふうに数字がびっしり羅列されたトンネルのような巨大チューブの中に私の頭が入っていて「設定変更しました」と、右上のほうから声が聞こえた体験をしています。
この情報に関しては、それ以上詳しいことはわかりません。
(以下略)
『宇宙とつながる”お部屋の魔法”』Chapterer2知っておきたい「あの世と人生」のしくみ より引用
この部分を読んだ時、かなり驚いた。
「えーっ!設定とかあんのー!」と。
正直に言ってしまうと、今でも「?」な感じというか、
私自身はすぐ受け入れられなかった部分。
それは私個人の問題で、もしかしたらそういう場合もあるのかなぁなんて今は思っている。
でも、著者が飛行機の中で、”走馬灯を見る”という経験は、
以前こちらのブログでも紹介した本、
アニータ・ムアジャーニ著『喜びから人生を生きる!』
にあったのと近い内容。
この一致はとてもおもしろい。
興味が湧いた方は、ぜひ『喜びから人生を生きる!』を読んでみるのをおすすめ。
(そちらの本の方が時系列に沿って詳しく書かれているので読む醍醐味があります)
キャラクター設定と舞台設定があっての物語
この本を読んでみて、思ったのは
お部屋の設定とあるが、それよりも「心」の部分が多いこと。
お部屋とは題名にあるが、
部屋よりも「心の設定」の部分がメインのように感じた。
先に空間設定をすることによって、心のうつ側に想像した物事と一致した配置や見た目、エネルギーを持った部屋で暮らすことによって、ありたい自分の理想の日常が最速で現実になるとも書いてある。
読後、何か住まいについてやってみたくなり
トイレについては、具体的にスケジュールが書いてあったので、
実際にやってみた。
本に書いてあるとおり、絵をかけたりしてみたのは、
なかなかおもしろいチャレンジ。
(中に入れる絵を選ぶのにとても時間がかかってしまったが)
トイレはあまり物をおかず、スッキリした空間にしていたが、
絵をかけるのはそれだけで雰囲気がかわるのがわかった。
なんとなく空間から受けるイメージが違うような感じ。
今までは、リビングにしか絵をかけていなかったが、
(以前誕生日の時に、思いついて画廊に行って購入した絵でそれなりに気に入っている)
絵をいくつか用意しておいて、季節などでも部屋に飾る絵を変えるのもいいなぁなどと思っている。
(そういえば、お茶をしている方の家の床の間に、季節にあった掛け軸と花が活けられているのはとても素敵だなぁーと感じるし)
100%人生のシナリオ通り
この本によると、
生まれる前に自分で想像してきたシナリオがあるとの事。
読んだ時、この事については、
私自身信じるのが難しい内容だった。
だがよくよく考えてみると、
親と同じような体験(それもネガティブな体験の方が)をしたりする事があることに気がついた。
一見ネガティブな体験も、親を超える体験のシナリオで、
意味があるのかもしれないなぁなどとも思う。
自分の人生のシナリオを知ることで、
自分でシナリオの設定変更ができるとの事。
半信半疑でやりはじめたけど、
いざやり始めるとどんどん紙に書けていったのが面白かった。
ワークはやってみると思ったよりも楽しかったが、
何かが変わった実感はまだ無いなー。
でも自分が思ったよりも楽しめたので、それはそれで良かったのかも。
ワークをすることで、
自分が普段気が付かなかったテーマのようなものがわかる人は多いかも知れない。
こういうところに住みたいなーという部屋を、
引き出しの中にあるものやコンセントの位置まで詳細に1分以上そのことだけをいい気分で思い描き続けるというワークは、思ったよりも難しく、
大体のイメージは思い浮かべられても、詳細まで思い描き続けるというのがなかなかできない。
ネットでイメージを探しても、
これだ!と思うものがなく、いかに自分のイメージが貧弱であいまいであるかもよくわかった。
詳細まで思い描く事、もうちょっとやってみようかな。
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