辛い時にはいつも本があった

辛い時にはいつも本があった

辛い時、苦しい時、悲しい時に書店に行くといつもその時の気持ちにぴったりの本との出会いがありました。

【おすすめ本70】ステキ女子の片づけレッスン ミラクルガール相談室

『ミラクルガール相談室 ステキ女子の片づけレッスン』

監修:整理収納コンサルタント 瀧本真奈美

2020年8月 株式会社西東社 発行

 

 

 

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はじめに断っておくと、

これはティーン向けの本。

 

なので、本の中はマンガとイラストで出来ている。

 

子供の頃は、片付けをきちんとするタイプではなかったので、

その頃にこんな本を読んでいれば楽しんで片付けできたかもなぁと思ったのでご紹介。

(お子さんがいる方に是非)

 

この本をおすすめしたい人

  • 片付けが苦手・嫌いなお子さん(女の子)をお持ちの方
  • 片付けを子供と一緒に考えたい人
  • 子供に楽しんで片付けをしてもらいたい方

 

監修者紹介

瀧本真奈美(たきもと まなみ)

クラシング代表。

整理収納コンサルタント、暮らしコーディネーター。

愛媛県生まれ、在住。

整理収納アドバイザー、整理収納教育士、片づけ遊び指導士などの多数の資格を持ち、インテリア誌をはじめとする120冊以上の雑誌や、テレビなどで活躍中。

著書に『あなたを苦しめるものは、手放していい』(主婦の友社)など多数。

WEB上の総フォロワーは17万人を超える。

ステキ女子の片づけレッスン』

 

この本のおすすめポイント

  • マンガで楽しみながら片づけを学べる
  • 子供の片づけに対する苦手意識が軽くなる
  • 大人も一緒に片づけをしたくなる
  • 共有スペースをきれいに使うなどのマナーも学べる

 

心に残った点・役に立った点

 

スケジュールを作ってみよう

「おまけレッスン」の”スケジュールを作ってみよう”

 

月~日まで簡単にスケジュールの参考例が書いてあるが、

火曜日は「学校が長い日や習い事がある日は無理しないで」ということで、片づけお休みの日。

 

木曜日は、「ゴミの日の前日などにいらないものを見直そう」ということで、おもちゃ箱を片付ける(15分)。

 

土曜日は、「午前中にがんばって午後は遊びに行こう」机の引き出しを片づける、趣味の棚を片づける(1時間)

 

日曜日は、布団を干す、シーツを洗う、ほこりを取る、そうじきをかける、玄関のそうじ、ろうかのそうじ、時間があればもようがえ「おうちのひとと相談しながらどれをするか選んで一緒にやるといいね」

 

などなど。

 

ゴミに日の前にいらないものを見直すなど、ゴミを出すことも考えて片づけするのはなるほどと思ったし、午前は頑張って午後に遊びに行くなどはメリハリがきいていて大人の私の片づけの仕方にも参考になった。

 

分ける作業で片づけマスターに

片づけの時は、すべて物を出して選別。

 

次は分ける作業。

 

大ざっぱに「部屋でつかうもの」「部屋以外で使うもの」にわける。

 

部屋以外で使うものはすぐにその場所に持っていって片づける。

(この本の場合はこども対象なので、プリントや兄弟に借りたマンガとかが例になっている)

 

この本では、

「机には学校道具だけ、

棚には趣味のものだけ、

クローゼットには服だけとちゃんとわけようね!」

とあるが考えてみると、

その部屋で使うものでは無いものも収納してあることに気がついた。

デスクの上に、除菌スプレーとか香水とか。

見直してみると、まだまだありそう。

 

小物を分けて片づける

小物は使う目的ごとに分ける。

 

手紙セットは、レターセットとシールや切手、ペンもセットにしておく。

 

お絵かきセットとして、自由帳と色鉛筆、クレヨンなどをセットにする。

 

これは早速やってみようと思う。

(今は、ペンはペン、レターセットは全然別の引き出しなどに収納)

 

「机が物置になっていない?」

うーむ、耳が痛い。

 

「趣味のものは棚に置いて、机まわりは勉強のものだけにしましょう!」

 

来年、ある資格を取らなくてはいけないので勉強をしなければならないが、結構広い机(2人分くらいある机)がいつの間にか、本やサプリメントなどが置かれている。

 

そうか、こういう事で勉強の時に目移りして気がそれるのかーと、この本を読んで気がついた。

 

クローゼットを片づけよう

「服のかけ方にもポイントがあるよ」

との事。

 

利き手側に今着る服を長さ順にかける

利き手と反対側にオフシーズンの服を長さ順にかける

 

衣替えをするので、オフシーズンの服はクローゼットにないが、

これが参考になる人もいるのでは?

 

服の片づけも、

「ズボラさんにおすすめ」という囲みがあり、

かんたんなたたみ方なども載っている。

 

片づけが苦手な子や面倒くさがりな子でも無理なく片づけられるし、

年齢や片づけレベルに違いがあっても対処できるようになっているのが良いなぁと感心。

 

家の中で過ごすときの片づけマナー

 

玄関の片づけマナー、洗面所・脱衣所の片づけマナーなどが載っていて、

マナーとしての片づけも学べる。

 

洗面所のマナーなどは、大人の女性でも身についていない人も多いので、

子供の頃から身についたらステキだなぁと思う。

 

お風呂の排水溝のゴミはティッシュでつまんで捨てる、

トイレットペーパーがなくなったら替える、

最後の人は電気を消して換気する(お風呂)、

せっけんやシャンプーの泡はきれいに洗い流す、

などなど、子供のうちにこういう事が身についていたら、

お友達の家に遊びに行った時や、泊まりに行ったときもお互い気持ちよく過ごせそう。

 

おすすめの本です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【おすすめ本69】『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』薄井シンシア

 

『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』

薄井シンシア

2017年7月 株式会社KADOKAWA発行

 

 

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この本をおすすめしたい人

  • 今専業主婦をしていて世間から切り離されていると感じている人
  • 専業主婦をしていることに不安を持つ人
  • 復職に不安を持っている専業主婦の方

 

作者紹介

薄井シンシア

 

1959年、フィリピンの華僑の家に生まれる。

日本国籍

国費留学生として20歳で来日。

東京外国語大学卒業後、日本人と結婚。

貿易会社に2年間勤務。

外務省勤務の夫を支え、30歳で出産した娘を育てるために専業主婦の道を選ぶ。5カ国で20年間暮らす。

娘のハーバード大学入学と同時に就職活動を開始。

47歳で”給食のおばちゃん”からカフェテリアマネージャー(タイ)、会員制クラブの電話受付アルバイト(日本)を経て、ANAインターコンチネンタルホテル東京に入社。

勤続3年で営業開発担当副支配人になる。

現在、5つ星+のラグジュアリーホテルに勤務。

 

 

この本のおすすめポイント

  • 50代専業主婦でも働く希望が持てる
  • 専業主婦をしている人も、専業主婦をキャリアと捉える事ができる
  • 専業主婦に罪悪感が少なくなる
  • 専業主婦が持つ不安感を考えることができる

 

 

心に残った点・役に立った点

 

遅れてきたワーキングウーマン

10年前まで専業主婦だった私の生活は、がらりと変わった。今の私は、朝6時半に起きるとすぐテレビをつけ、ニュースを聞きながらメールをチェックし、今日会社に着いたらすぐ

やらなければならないことを確認する。作り置きのスープの朝食をさっとすませて家を出る。電車での15分間でできるだけメールに返信をし、最寄り駅より1つ手前の駅で電車を降りて会社まで、有酸素運動のつもりで30分歩く。そして9時半、会社に到着するや待ち受けている電話やメールの嵐をさばく。一方、10年前、私が同じ時間帯にやっていたのは、夫と娘を起こして朝ごはんを食べさせ、送り出したら、掃除機をかけ洗濯機を回し夕食の下準備をすることだったのだ。

 

『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』第一章 五十代専業主婦からの挑戦 より引用

 

この本はこんな文で始まる。

 

筆者はこのギャップを感じてはいないそうだ。

 

毎日の家事育児を一生懸命にやってきて、その積み重ねが、実務的な仕事を効率的にこなす能力を育ててきた。

夫や子供に提供してきたホスピタリティが、サービスがより求められる時代にあって役に立っているとの事。

 

だが、子育てを終えた50代、60代の女性は女性活用の対象からすっぽりと抜け落ちているかに見えると作者は言う。

 

そして、作者はこういう。

 あなた自身の可能性を家庭の中に閉じ込めてないで。人生後半のびのび自分らしく働いて、もう一度夢を見ませんか、と。

 

(中略)

私と同年代の女性は、学校を卒業したあと就職し、数年間勤めたのち、結婚や出産で離職し専業主婦になるのが”当たり”と言われた世代だった。しかし、20年経って子育てを終えたとき、これほどまでに「女性よ働け」と言われる社会になっているとは、1980年代当時、いったい私たちの誰が予測しえただろう。子育てが終わって就活中の女性がぽろりと漏らした言葉が耳に残る。

「私は勝ち組と思っていたのに、いまでは専業主婦では肩身が狭い。負け組になっちゃったのかな・・・・・。」

 

 

『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』第一章 五十代専業主婦からの挑戦 より引用

 

最後の女性の言葉に、私も同じ経験をしているからちくっと胸の痛みを感じる。

だが、”勝ち組””負け組”という外との比較では、きっと辛いし不毛だろうなとも思う。

 

”勝ち組”とか”負け組”とかいう余計な感情は、きっとその女性の就職活動をも阻んでしまうだろうなとも感じる。

 

とは言え、私も専業主婦という立場から就職活動をし、今働いているので彼女の痛みもわかる。

彼女だけではなく、専業主婦が感じる焦燥感もよーくわかる。

そして、ただただ歳をとっていく言いようのない怖さも。

 

 

 

専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと

会社で仕事をするように、家事をする

 

スケージュールどおりに決められた家事仕事をするということ。

 

具体的には、ジョブ・ディスクリプションを書いてみる。

一日朝からこなした仕事の数々を時間を追って細かく書き出してみると、項目数は50を上回った(新聞の結束や公共料金の振り込みなど細かい仕事も含めて)

 

そして、仕事量を把握し、手順、無駄な仕事をやっていないか、手間がかかりすぎていないかなど、非効率を発見したそうだ。

 

外に出て仕事をしたいと思うなら、”なんとなく主婦をやること”をやめることが第一歩。

 

そして、筆者が徹底しているのは、一ヶ月の夕食の献立スケジュールを立ててしまうという点。

 

曜日ごとにメイン食材を割振って、それをもとに主菜、副菜を決める。

月曜日のメイン食材は豚肉、火曜日は魚、水曜日は牛肉というように基本献立を決めてしまうとあとが本当に楽だったそうだ。

 

確かに、スーパーで献立を考えながらうろうろするのは時間の無駄かもしれない。

でも、旬のものを取り入れたり、その日に入ってきた新鮮な食材を夫に食べさせてあげたいとも思ったりするのだ。

 

だから、この1ヶ月献立は私には難しいかもしれないし、抵抗があるなぁ。

 

きっと、作者のこのやり方がぴったり合う人もいると思うので、そういう人にとってはヒントになるかも。

 

私も判断力や決断力を磨いて、食材を買う時の時間を短くしてみようとも思う。

 

いまでも、どうすればパソコンを効率よく操作できるか、打ち合わせの時間を短くできるかなど、終始考えながらやっているとの事。

 

主婦はとても忙しいが、だらだらやろうと思えばいくらでもやれる。

それを効率化を念頭にするということは、仕事に復帰する際に役に立つだろうと思う。

 

 

ネットワークが次の可能性を拓く

作者はPTAやご主人仕事(外交官)、赤十字のバザーなどでボランティアに関わる機会が多かったそうだ。

 

バンコクでのPTA活動がカフェテリアの仕事に。

それだけではなく日本での会員制クラブのパート仕事をしている時に、今のホテルをやらないかと声をかけてくれたのが、カフェテリア時代を知るP総支配人だったとの事。

 

ネットワーク作りのチャンスが限られている専業主婦にとっては、ボランティア活動は有効。

 

専業主婦時代の私に圧倒的に足りなかったのは、

こういう視野を広げるような外との関わりだった。

 

ホームレスに関するボランティアをしていた事はあったが、

それは自由参加で終わったら各自帰るみたいな感じで楽ではあったが、

他の人との関わりはほとんど無かったなぁ。

やはり、私の心がオープンでは無かったのかもしれないと今ならわかるが。

 

「見た目」を維持する

50代専業主婦が、就職を目指すのであれば、なおのこと「人は見た目」を心に留めておいたほうがいい。それが、私の実感である。

 たとえば、採用面接の場面を想像してみよう。面接官の前に同じ50歳の専業主婦2人が並んでいる。化粧をしなれている人とそうでない人、背筋の伸びている人とそうでない人、清潔感のあるこざっぱりとした人とそうでない人。さて、面接官が採用したいと思うのはどちらだろうか?

見た目の印象を分けるのはだいたいこのようなことがポイントで、クリアした人は「この人なら明日からでも仕事ができそうだ」と評価され、クリアできなかった人は「主婦臭い」と言われてしまう。一見大きな差はないように見えて、それが第一印象で判断される。本人はどこが違うのかと思うかもしれないが、これが50歳専業主婦が直面する現実だ。

 

『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』第三章  専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと より引用

 

 

作者は、「見た目」で一番わかりやすいのは、化粧である。

と断言している。

 

化粧から本人の生活意識が透けて見えるのだそうだ。

 

これは、わかる。

 

女性だったら、化粧をする事で意識が”家モード”から”外出モード”に変わるという人も多いのではないだろうか。

 

私は化粧をしていないと、家事もなんとなくだらだらやってしまう事が多くて、やはり化粧をすることで、いつ人が来てもいいように体にスイッチが入るような気がしていた。

 

他に筆者は20代の頃ヨーロッパのホテルのレストランで差別された経験から、東洋人は身長や顔立ちで差別されやすい、カバーするために身なりも化粧もきちんとして初めて、まともに扱ってもらえると言っている。

 

差別は悪い。

だが、外国では純然と見た目で判断するし、それが当然になっている。

(日本でも外国ほどでは無いが、対応に違いはある事も多い。折角高級なお店に行ったのにあまり相手にされないとか)

私も経験した事がある。

特にカジュアルな格好だとそういう傾向があったように思う。

やはり、化粧をして見た目を整えるというのは、相手に尊重してもらうのにも大事だと実感。

 

著者は合理化が徹底している。

カラーアドバイスで黒が似合うと言われて、以来洋服は黒と決め黒ばかりになったそうだ。

洋服の組み合わせを考えなくても済むし、アクセサリーで変化を付ければファッションとして十分。

これが、彼女のブランディングになっているとのこと。

 

黒のワンピースにイヤリング、ショートカットで黒縁メガネ、黒のヒール靴。

 

頻繁に香水を変える女性より、同じ香水を使い続けている女性の方が、○○の香りの人という事で印象が残ると昔読んだことがあったが、これも同じような事だろう。

 

私は、ファッションを楽しむのが好きなので、クローゼットに黒しかないという状況はどうにも耐えられない。

(おまけに、年をとってきたら黒が似合わなくなったのだ!なので黒の代わりに紺を選ぶようになった)

 

合理化という点からなら、ベーシックな色を決めてアクセントカラーを組み合わせるとかならおしゃれが好きで色々な色を着たい人でもOKかも。

涼しい時期なら、スカーフやストールを楽しむといつも巻物をしている人というブランディングになったりして楽しそう。

パールのアクセサリーをいつもしていてよく似合うとか。

 

そのあたりは、個人個人で程よくこの本のアドバイスを取り入れていけば良いと思う。

 

就職した50代専業主婦に贈る「4つの鉄速」

 

少ないチャンスをものにして、希望の会社に入ったのに、1年も経たないうちに辞めていく人が少なくないと女性の再就職を後押しする会社の人から聞いたそうだ。

 

著者が52歳でスタートした時給1,300円のフルタイムの電話受付。

 

初日から、電話は1つ鳴ったらすぐ出ることを心がけた。

暇なときは率先して事務所を片付けた。

わからない事はしつこい奴だと迷惑がられても聞いた。

悔しいからマニュアルを自分で作った。

数ヶ月で仕事が完璧にできるようになったので、周りに何かお手伝いすることありますかと聞いて回った。

部署が忙しくなり人手が足りなくなった時、チャンスだと手を挙げて多忙な担当者にかわりイベントの仕事を引き受けた。

 

こうして、与えられた仕事プラスアルファの仕事をやって、初めてチャンスが与えられる。

仕事をする以上、このプラスアルファにこそ、おもしろさも自分の可能性もあると思っている。

50代専業主婦は、相当に遅れてきたワーキングウーマン。

先へ、早く行きたいと思うなら、人並みになっていてもダメなのだ。

 

・・・・この部分は、胸に沁みる。

本当にそうだ。

 

質問して迷惑がられることを恐れる、与えられた仕事しかしないではきっと、

自分の成長も無いし、可能性も広がらない。

 

著者の働き方4つの鉄則はシンプルだ。

だけど、そこがキモだと思う。

 

あとは覚悟があるか、無いか。

 

 

 本当に、あなたは、あなたの可能性を知らないままでいいのですか?考えてみてほしい。

 

『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』第五章  子育てを終えた専業主婦が、就職していきいきと輝ける社会の実現へ より引用

 

 

今日から、新しい人になる

いま、あなたの心に「仕事をしてみよう」「就職をしてみたい」という気持ちがひとかけらでも芽生え始めているのだとしたら、今日がそのスタートである。

(中略)

では今日、あなたは何をすべきなのか?

 変わることである。変えることである。

 まず、専業主婦はキャリアであると、今日から意識を変える。キャリアと思って、今日から真剣に専業主婦という仕事に取り組めば、夫からお金をもらうことの意味が変わる。プライドが持てる。

(中略)

 さあ、夢を持って、一歩前へ。

 

『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』第五章  子育てを終えた専業主婦が、就職していきいきと輝ける社会の実現へ より引用

 

私は子供を育てた経験は無いが、専業主婦であることに罪悪感を持っていた時期がある。

でも、働いたら案外自分もやれるなぁと自分を認めることができた。

 

夢を持って、一歩前へかー。

夢を持っていいんだなぁー。

 

働くことで叶う夢もある。

自分に自身を持てる事がベースになるから。

 

専業主婦でいつか働きたいと思っている人、

これから働こうと思っている専業主婦の方、おすすめです。

 

 

 

 
 

 

【おすすめ本68】『精神科医が教える ストレスフリー超大全』樺沢紫苑 悩み・不安・疲れをなくすリスト

精神科医が教える ストレスフリー超大全』

樺沢紫苑

2020年7月 ダイヤモンド社発行

 

 

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『アウトプット大全』がベストセラーになったあと、

次々に”大全”シリーズを出している樺沢先生。

 

今回は『ストレスフリー超大全』。

 

内容は、著者の元に寄せられた大量の悩みをもとに、

代表的な悩みを扱った内容。

ということは、誰にでも当てはまる「共通の悩み」。

 

この本をおすすめしたい人

  • 悩みを解決する「ToDo」が知りたい人
  • 科学的根拠だけに頼った本より実際に効果があった対処法を知りたい人
  • 「本」「映画」が好きな人(おすすめのものが多数載っているので)
  • 朝ぐったりして起きる人

 

作者紹介

樺沢紫苑(かばさわ・しおん)

 

精神科医、作家。

1965年、札幌生まれ。

1991年、札幌医科大学医学部卒。

2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。

帰国後、樺沢心理学研究所を設立。

「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、YouTubeチャンネル「樺沢紫苑の樺チャンネル」やメルマガで累計50万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。

シリーズ70万部の大ベストセラーtoなった著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)をはじめ16万部『読んだら忘れない読書術』(サンマーク出版)、10万部『神・時間術』(大和書房)など、30冊以上の著書がある。

 

『ストレスフリー超大全』より引用

 

 

この本のおすすめポイント

  • 悩みがある人は「今何をすべきか」のToDoがわかる
  • 「基本」「人間関係」「プライベート」「仕事」「健康」「メンタル」「生き方」と順を追って書かれている
  • メンタルの悩み、睡眠の悩みだけではなく生き方に対する考え方なども書かれているので、悩みのほどんどを網羅している
  • 「さらに学びたい人は」という囲み記事に、内容にあったおすすめの本や映画が載っている
  • イラストや図でわかりやすく、とっつきやすい

 

心に残った点・役に立った点

 

自力で解決できる

悩み解決の手順は、対処法や解決法を知る、

そしてそれを実行する、行動する。それだけです。

との事。

 

対処法を知る方法は「自分で調べる」「人に相談する」の2パターンしかありません。

(中略)

悩み解決法を「知る(Know)」だけなら、1日あれば十分です。何日も、何ヶ月も何年も悩み続ける必要はありません。

 

『ストレスフリー超大全』より引用

 

なんだか、悩みを解決するのは簡単に思えてきて、気が楽になる。

 

「悩み」を「ToDo」に置き換える

 

悩みを詳しく紙に書いたりすることで客観的に見ることができる。

 

そして対処法を調べ、やってみる。

 

行動を細分化してハードルを下げ、できそうなToDoに置き換えて再チャレンジ。

 

1~2周間たったら、どこまでできたか評価。

 

次のToDoが翌週の目標になる。

これを繰り返し、2~3週間行うだけで、かなりの効果が現れてくるとの事。

 

「悩み」を「ToDo」に置き換える習慣を身につける。

 

これは、とても良い提案で役に立ちそう。

やってみたいと思う。

 

 

生活を整える

これについての内容は、樺沢先生の著書に何度も出てくるので、

これまで著書を読んだ方はもうご存知だろう。

 

規則正しい習慣が大事というのは、

仕事面だけではなくメンタル面にも重要。

 

睡眠、運動、食事、朝散歩など。

 

私は、夕食後、お酒を毎日飲むのが習慣になっているが、

これは良くない事。

この本にも書かれているように、早期覚醒があることがあるのはお酒のせいだと思う。

この点はこれからの課題。

そうか、こういう課題も「ToDo」にすれば良いのかー。なるほど。

 

他人ではなく「自分」を変える

この本がいいなと思ったのは、

全て自分軸にそって書かれている点。

 

他人を変えようとしたりするのではなく、

自分が変わる。

 

自分が行動する、物覚えの悪い部下を責めるのではなく、

「質問・確認の作業をこまめに行う、報告させる」などの対処法を使う、仕事を覚えられない自分を嘆かず、「メモを取る」「すぐわかりましたといわない」などを気をつけるなど、全て自分が基準で書かれている。

 

だから、自分次第で悩みは対処できるのだと思える。

 

その点が一番素晴らしい点。

 

精神科医がたどり着いた「とっておきの考え方」

 

終章は「精神科医がたどり着いたとっておきの考え方」というタイトル。

 

内容は、それほど多くなくおよそ27ページ位。

 

人によっては、これだけ?と思うかもしれない。

 

でも、私にとってはこの終章は心に残った。

 

人生を楽しむ人になる方法とあるが、

人生って楽しんでいいんだー!と思った。

 

「素直さ」こそが共通点

 

人生を楽しむ人には重要な共通点がある。

それが「素直さ」。

 

偏見や先入観を持たずに「ニュートラル(中立)」な状態になること、との事。

 

これにはハッとさせられた。

 

素直さはほとんど無いという自覚がある。

 

ニュートラルな状態の方が、「とりあえずやってみよう」と、素直に受け入れ、それによりチャンスや出会いが広がり、「楽しいこと」「おもしろいこと」と出会える機会も増える。

 

この点は、今後念頭においていきたい点。

 

コンフォートゾーンから出て挑戦して行きたい!と思うことができた。

 

「仲間」がいれば、「友達」はいらない

著者の樺沢先生は、友達がいないとのこと。

学生時代は仲の良い友人もいたそうだが、50歳を超えてくると繋がりが希薄になり会うのは数年に一度とのこと。

 

だが、毎日楽しく過ごしている。

なぜなら、仲間がたくさんいるから。

 

友達はいるに越したことはないが、いないからといって大きく困ることはない。

 

友人が少ないことで悩む、自分は人気が無いんじゃないかとか、他の人は友達が沢山いるのにとか思う。

そういう人は、この部分を読んで安心し、友達を沢山もたないと溜ほっとするかも。

 

おすすめの本です。

 

 

 

 

 

 

こちらの本もおすすめ!

 

 
 

 

【おすすめ本67】『パリのマダムは今日もおしゃれ』コロナ禍の中でもおしゃれなアラカン~70代のマダム達

『装いは私のため パリのマダムは今日もおしゃれ』

smile editors編

株式会社KADOKAWA 2020年12月発行

 

 

 

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世界中の女性の憧れ、パリジェンヌ、パリのマダム。

 

この本では、コロナ禍の中でもおしゃれを楽しむパリのマダムが8人紹介されている。

 

”装うことは自分のため”といい、

家の中でも自分のスタイルのおしゃれを楽しむマダムたち。

 

コロナ禍で装いを楽しむ気持ちもどこかに行ってしまった私には、

目からうろこの本だったのでご紹介

 

この本をおすすめしたい人

  • 50代を過ぎておしゃれを楽しめなくなった人
  • 決まり事や世間体が気になりおしゃれを楽しめない人
  • コロナ禍の中、装う事に罪悪感を持つ人
  • パリのマダム世代のオシャレ感を知りたい人

 

この本のおすすめポイント

  • 載っているマダムがクリエイティブな職業の人ばかりでそれぞれの人生観が面白い
  • それぞれ自分のスタイルを持っていてオンリーワンのおしゃれを楽しんでいるところが自分もそうでいいんだと思える
  • スタイルだけではなく家の中、お気に入りの店なども紹介してあるので、パリに行った時に気になるお店やカフェに行ってみることも可能
  • 70代でも膝を出したスタイルをしている人もいて、年齢に対してポジティブになれる

 

大ぶりアクセ

マダムたちに共通しているのは、大ぶりのアクセサリーを楽しんでいること。

 

年齢がいくと、小さいアクセサリーや華奢なアクセサリーが似合わなくなる。

だからこそ、大ぶりのアクセサリーを楽しむというのは、おしゃれのセオリー通りなのだが、それぞれ好みが違うマダムたち。

つけるアクセサリーも個性豊かで楽しい。

 

歳を取ると、重さのあるアクセサリーは肩がこるのでつけなくなるが、

マダムたちはそんなこと気にしていないように(?)金属や天然石などのネックレスを楽しんでいる。

 

そういえば、アクセサリーつけなくなったなぁー。

普段にもバンバン使っていこう。

 

アクセサリーだけではなく、

ストールやスカーフ使いがうまいのもパリという感じ。

 

エルメスのスカーフを頭に巻いたり、

コートの首元にスカーフをのぞかせたり、

スコットランドのタータンを集めたり。

 

 

やっぱり靴が楽しい

靴が大好きなので、

ついつい靴のフォトを凝視してしまう。

 

靴で個性がでるし、人となりもわかる。

 

70代のマダムもピンクのヒール靴を楽しんでいる。

 

スニーカーを組み合わせたコーディネートもカジュアル一辺倒ではなく、さすがパリのマダムという感じ。

 

ロジェ・ヴィヴィエなどが出てくるのもパリらしい。

シャネルのコンビのパンプス率高し。

 

古着・蚤の市

 

日本でもコロナ禍により、

古着屋が流行っていたりするが、パリに人たちは

蚤の市でシャビーシックな家具を見つけたり、ヴィンテージのブランド服や古着をうまく組み合わせて使っている。

 

そのミックス具合はセンス次第。

 

元フランス版ELLEの編集長だったソフィーは、

蚤の市で見つけた柔道着を羽織物にしてセリーヌのジャケットの上に重ね着。

 

祖母や母から譲り受けた指輪をしている女性も。

ヴィンテージのセリーヌエルメスのスカーフを楽しんだり。

 

中国は新しいものに福があると考えると聞いたが、

日本人もどちらかというと古いものを捨てて新しいものを使うのが好きだと思う。

(着物なんかは譲り受けて大事に着たりするけれど)

 

全部ヴィンテージや古着だと古い人になってしまうけど、

ミックスしてセンスよく組み合わせれば、おしゃれはもっと楽しくなりそう。

 

自分のスタイル

みんな、トレンドを全く無視しておしゃれをしているわけではない。

トレンドはもちろん気にするが、洋服を選ぶ時は自分の好みを優先するというだけ。

 

ジョアンナは70代だが、

コム・デ・ギャルソンが昔から好き!ということで、

70代になった今でも素敵に着こなしている。

そして、とても良くお似合い。

好みだけではなく、自分にあうものを選ぶ客観性もちゃんと持ち合わせているマダムたち。

 

年齢によって似合う似合わないはもちろんあるし、

毎年アップデートは必要。

 

でも、自分のために装うことを楽しむことは、

年齢を重ねることを楽しむことでもあるんだなぁーと思った。

 

彼女たちもコロナ禍の中、

思ったことや変わったこともあるようだけれども、

家の中にいるときも外にいるときと同じようにおしゃれを楽しんでいる。

 

やっぱり、装いっていうのは女性にとって、

栄養剤。

 

積極的に楽しむことは人生を積極的に楽しむことなのだなぁと。

 

アクセサリーも洋服も着物も、タンスの肥やしがいっぱいの私。

コロナで出かける機会がめっきり減ってしまったが、

普段にも愉しめばいいのだと気付かされた。

 

高価なものほど、毎日使ったほうが良いというけど(50万のものを1回しか使わないのと100回使うのではもとの取れ方が違うというし)、ホントそうだなぁ。

 

お母さんにプレゼントをしても良いかも知れない、この本。

50後半以上の女性に特におすすめ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【おすすめ本66】『人生うまくいく人の感情リセット術』 樺沢紫苑 ※悩みの9割が解決できる

『人生うかくいく人の感情リセット術』

樺沢紫苑 三笠文庫

株式会社三笠書房 2019年発行

 

 

脳科学「苦しい」でさえ「楽しい」になる

という部分に興味を惹かれて読んだ本。

 

文庫なので電車でも読めるし、

ヒントになる事がいくつかあったのでご紹介。

 

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この本をおすすめしたい人

  • 怒りや嫌いな人への気持ちをいつまでも引きずってしまう人
  • なんとなく毎日ストレスを感じてモヤモヤしている人
  • モチベーションを維持できない人
  • 感情と脳科学の関係を手軽に読みたい人

 

作者紹介

樺沢紫苑(かばさわ・しおん)

 

精神科医、作家。

1965年、北海道札幌市生まれ。

1991年、札幌医科大学医学部卒。同大学医学部神経精神医学教室に入局。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。

帰国後、樺沢紫苑心理学研究所を設立する。

SNSメールマガジンYouTubeなどインターネット媒体を駆使し、累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え、「日本一、情報発信する医師」として活動している。

著書に『学びを結果に変える アウトプット大全』(サンクチュアリ出版)、『読んだら忘れない読書術』(サンマーク出版)、『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』(大和書房)など、多数のベストセラーがある。

 

『人生うまくいく人の感情リセット術』より引用

 

 

この本のおすすめポイント

  • 文庫版で項目ごとに文が書かれているので通勤の時に読みやすい
  • 内容のポイントが絞らていて簡潔
  • 脳科学や心理学をもとにした感情のコントロール術が平易に書かれている

 

 

心に残った点・役に立った点

 

感情は脳内物質で決まる

「幸福」「快楽」「癒やし」 3つの脳内物質が決めて

 

「苦しい」や「楽しい」などの感情は、脳内物質、ホルモンの変化にすぎない。

 

えー!じゃあ感情ってなんなのよ、と抵抗を感じるがそうなのだそうだ。

 

苦しい状況は生体のストレス反応、つまりは条件反射。

 

「苦しい」状態では「ノルアドレナリン」「アドレナリン」「コルチゾール」という3大ストレスホルモンが分泌されるのだそうだ。

 

そしてこれらの物質が、心や体に悪影響を与える。

 

「楽しい」も脳内物質の変化。

 

楽しい時に分泌する脳内物質が「ドーパミン」「エンドルフィン」「セロトニン」。

 

つまりは、さまざまな脳内物質が「感情」「気分」を決定づけていることを知ることが「感情リセット」には大事ということ。

 

 

 

「苦しい」は「楽しい」「幸せ」「感動」の前兆

 

「苦しい」が大きいほど、「楽しい」もまた大きなものになる。

 

なぜ「苦しい」のあとに「楽しい」がやってくるのか?

 

「苦しい」のあとに、「幸福物質」ドーパミンが分泌されるから。

 

ドーパミンは、目標を設定し、困難を克服し、自分の壁やハードルを突破した時に分泌される。

つまりモチベーションの源となる物質。

 

だけど、ドーパミンは簡単すぎる課題をクリアしても分泌されない。

ある程度の難易度、困難を乗り越えてはじめて分泌される。

つまり「苦しい」がないとドーパミンは出ない。

 

「苦しい」のない100%の「楽しい」は存在しない

 

ということは、今「苦しい人」は乗り越えたときの

「感動」「楽しい」「幸せ」の前兆段階といえるということ。

 

これを読んだ時、

「そうか、今感じている苦しみは楽しみや幸せの前兆なのかもしれない。」と勇気が出た。

 

もう少し頑張れば、「苦しい」は「楽しい」に変わる状態の人も多いかも。

 

だから、お互い「苦しい」を勇気を持って乗り越えていきましょう!

 

楽しい・幸せを「イメージする」

 

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の演劇学科で行われた実験が興味深い。

 

被験者は、これまでの人生で起こった最も気が滅入ることについて一日中考え、それを科学者の前で演技しながら表現する。

 

片方のグループは気が滅入る記憶を、

もう一方のグループには楽しい記憶だけを思い出して演じてもらう。

 

その後、2つのグループから数回採血し、免疫機能を継続的に調べたら、楽しい記憶を思い出したグループの免疫細胞は数も多く活発、それに対し気が滅入る記憶を思い出したグループは、免疫細胞の数が著しく低下し、その活動性も低くなり、感染症にかかりやすい状態になっていた。

 

ストレスを受けるか受けないかは、実際にストレスを受けているかどうかが問題ではない。

「苦しい」からといって、「苦しい」ことばかり考えると、余計にストレスホルモンを増加させ、ストレスの悪影響を受けてしまう。

 

これは、今のコロナ禍の中で大事な事かもしれない。

 

何を頭の中で感じるかが、

免疫細胞の数にも影響するだなんて驚きだが、自分で心がけられることなのですぐできる!

 

「イエス」と言った数だけ、人生うまくいく

 

ここで紹介されている『イエスマン”YES”は人生のパスワード』(2008年)

 

これは、主人公のカール(ネガティブな言葉が多い)が、

セミナーに参加して意味のある人生を送るためのルールはすべての事に「イエス」という言うだけということを教えられ、実行。

 

すると、さんざんな目にもあうが「イエス」が人生に良い変化をもたらせていくという映画。

 

この映画、以前観た事があるがかなりコメディー調で、原作より大げさになっているがある種のヒントをくれるし軽く見られるので未見の方はどうぞ。

 

原作は、

イエスマン”YESは人生のパスワード”』

ダニー・ウォレス著

 

こちらも興味を持たれた方は是非どうぞ。

 

 

 

 
ネガティブな言葉をやめて、「イエス」を使うようにすると人生が好転することは間違いない事実との事。
 
緊張したら「ワクワクする」と言い換えてみるだけでも、
脳がポジティブになり高いパフォーマンスを発揮できるのだそうだ。
 
ブルックス教授は、次のように語っています。
 
「不安な気持ちがさらに、悪い結果などの否定的なことを思いめぐらせる原因になる。
『ワクワクする』と発声して、良い結果が出ることに気持ちを向けることで、良い結果が得られるのです。
はじめは、なかなか信じられないことですが『ワクワクする』と実際に口にすることで、本当にワクワクする気持ちがわいてきます」
 
『人生うまくいく人の感情リセット術』リセット2ポジティブに「言い換える」より引用
 
これは”引き寄せ”とかそういうものではなく、
ハーバード・ビジネススクールブルックス教授の研究によるもの。
 
この事は、私にとって役たちそう。
面接などでは緊張せず楽しめる方だが、
「ワクワクする」と言葉で発声するというのは、よりパフォーマンスがあがるのは容易に想像できることなので、色んな機会に使ってみようと思う。
 
こんな感じでわかりやくす誰でも平易に理解できる本なので、
実行もしやすいかも。
 
おすすめです。
 
 

 

【おすすめ本65】『宮本亜門のバタアシ人生』居場所を見つけた11人の生き方コツ話

自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・・・・すべて経験済み 宮本亜門のバタアシ人生 生き方を見つけた11人の生き方コツ話

宮本亜門

世界文化社 2008年発行

 

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昔、同僚が『アイ・ガット・マーマン』を観に行くと言ってとても楽しそうにしていた。

 

以前、宮本亜門氏がイギリスでの演出に挑戦したときのインタビューを読んだ時、それまでももちろん存じ上げていたが、何か印象に残るものがあった。

 

その後、何かで目にするたびに、

彼の話すことが胸に響くことが何回かあり、彼の感覚や感性がとても好きだなぁと。

 

今、私にとってはこれまでの人生の中でもちょっと辛い時期。

無性に宮本亜門氏の本が読みたくなった。

 

この本をおすすめしたい人

  • 挫折感を感じている人
  • 病気を患っている人
  • 死や生を考えてみたい人
  • 悩んでいる最中の人

 

作者紹介

1958年1月4日生まれ。東京都出身。

出演者、振付師を経て、2年間ロンドン、ニューヨークに留学。

帰国後の1987年にオリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で演出家としてデビュー。

翌’88年には、同作品で「昭和63年度文化庁芸術際賞」を受賞。

ミュージカルのみならず、ストレートプレイ、オペラ等、現在最も注目される演出家として、国内外に活動の場を広げている。

2004年に、ニューヨークのオンブロードウェイにて「太平洋序曲」を東洋人初の演出家として手がけ、2005年同作はトニー賞の4部門でノミネートされる。

 

宮本亜門のバタアシ人生』より引用

 

 この本のおすすめポイント

  • 11人の対談相手から人生のヒントを得られる
  • 宮本亜門氏の人生体験から生きる勇気が生まれる
  • ”見えないこと”について語られている内容を様々な視点から語られている
  • 科学者も対談相手にいるので、科学者目線での”目に見えない事”が語らている点が興味深い
  • 壮絶な体験が語られているので、自分の生に感謝を感じることができる

 

 

心に残った点・役に立った点

 

宮本亜門氏のこれまでの人生がすごい

 

この本は、11人の対談者が登場する。

 

第一章 自分の居場所が見つけられない人へ

第二章 自分の殻に閉じこもり、抜け出せない人へ

第三章 やってもやってもうまくいかないと思っている人へ

第四章 何かを変えたいのに、変えられない人へ

第五章 生きている意味がわからなくなった人へ

 

それぞれの章にタイトルがつけられ、

それに沿った内容になっている。

 

対談の前に、

”亜門STORY”として、宮本亜門氏のこれまでの人生が語られている。

 

それがすごい。

 

表紙に、

自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・・・・すべて経験済み

とあるが、その表現に偽りなし。

 

自殺未遂も、引きこもり、その他にも沢山の挫折も体験されてきた宮本亜門氏。

 

だが、俯瞰してみると

その全てが演出家になるために必要だったのだと思えるほど。

 

今の宮本亜門氏になるためのストーリーになっている。

 

以前、”全ては最善”という言葉を聞いたことがあるが、

その時は「それは偽善ではないのか。つらい経験が結果としてそう思えることもあるが、選択を間違っただけのことも多いのではないか。」と思った。

 

だが、この”亜門STORY”を読むと、

”全ては最善であり必要だった”となんだか思えてくるのだ。

 

その時その時は、とても辛かったはずだ(読んでいてもこちらの胸が痛くなる部分も多い)。

だが、そのひとつひとつが、地となり肉となって演出家宮本亜門を作っているパーツになっているように思えた。

 

この部分に気付き、

自分の人生も少しは肯定してもいいのかなと思うことができた。

 

今、辛いことも多い。

だが、後でみてこれも私の人生の必要な経験であったと思える日が来るような気がして勇気が出た。

 

若いときの失敗や苦い思い出を公開している人は、

読んでみると良いかも。

 

 

 

 

 
 
生まれたこと・生きていること
この本で印象的だったのは、
遺伝子学研究者の村上和雄さんと、ヨットマンの佐野三治さん、医師の船戸崇史さん。
 
村上和雄さんのご著書は何年か前に何冊か読んだことがあるが、
今回改めて、”32億分の1の奇跡”について思うところがあった。
 
世界中の学者が集まっても、60兆の細胞は作れない。
人間は奇跡。奇跡があまりに大きいから感じない。
 
そして、人間の命は尊い、素晴らしい。
それを実感するのが遺伝子のオンオフに大事とのこと。
(DNAのうち働いているのは2,3%であとは何をしているのかわからないそうなのだ。何かの拍子に眠っている遺伝子のスイッチがオンになって働き出すことがあるそう)
 
体は元素からできていて、
地球の元素は宇宙から来ているから、私達は宇宙のひとかけら。
 
このコトを読んだ時、
自分の意識がふわっとなるような気がした。
137億年の結晶の私達の命。
 
なんだか、じーんとくる。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

10人目の佐野さん。
初めての本格的な外洋ヨットレースで遭難事故にあわれた。
27日間漂流したあと、たった一人だけ助かった。
その過程で周りの人達が、ひとりまたひとりと亡くなっていく。
 
すさまじい経験。
 
読みながら生きるという事、死ぬと言う事を
考えずにはいられない。
 
11人めの医師 船戸さんの話は死や死に様というものを考えることによって、
どう生きるかだけでなく、どう逝かせてあげるかを初めて考えることができた。
 
この方は、
対談後にガンの告知をうけ、手術したことを記した
”私の手術体験”も載っていた。
この部分も是非読んで欲しい。
 
他にも、アーティストの横尾忠則さんや、
作家で科学者の天外伺朗さん、作家の荒俣宏さんも印象深かった。
 
自分の居場所が無いと思っている方、
今もがいている方、おすすめです。
 
 
 

【おすすめ本64】『パリのおうち時間』 中村江里子 ※パリのロックダウンの中で セゾン・ド・エリコ

『パリのおうち時間 変わらないこと、変わったこと。私が大切にしていること。

中村江里子 扶桑社 2021年5月 発行

 

 

 

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ご主人は結婚当時から、月の半分はパリを離れている生活。

 

だがこのコロナ禍の中、出張はなくなりパリのロックダウンの中、

家の中で朝から晩まで一緒に過ごすことになったそうだ。

 

そうした中で、

2014年から7年間発行してこられた『セゾン・ド・エリコ』をムックにしたのが『パリのおうち時間』。

 

 

この本をおすすめしたい人

  • 中村江里子さんの着こなしが好きな人
  • 『セゾン・ド・エリコ』を全部追っていくのは大変なのでエッセンスをざっと読みたい人
  • 日本人の目で書かれたパリの生活を知りたい人
  • おしゃれな生活全般のヒントを得たい人 

 

作者紹介

中村江里子 Eriko Barthes(エリコ・バルト)

 

1969年東京生まれ。

立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる。

2001年にシャルル・エドワード・バルト氏(化粧品会社経営)と結婚し、生活の拠点をパリに移す。現在は17歳、14歳、10歳の3人の子どもの母親でもある。

パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆などで活躍中。著者多数。2014年より刊行しているパーソナルマガジン『セゾン・ド・エリコ(中村江里子のデイリー・スタイル)』(扶桑社)も好評を博している。

 

『パリのおうち時間』より引用

 

 

 

この本のおすすめポイント

  • 割烹着や前掛けなど意外なものも紹介されていて目からうろこ
  • おしゃれ、暮らし、台所など内容が生活全般
  • 中村江里子さんのセンスに触れられる
  • 年齢や老いを否定せずおしゃれを楽しもうという気になれる

 

心に残った点・役に立った点

 

やっぱりおしゃれのページが楽しい

 

個人的には、やはりおしゃれに関してのページが楽しかった。

 

中村江里子さんといえば、

シャツにタイトスカートやラインがきれいでシックワンピースなど、シンプルでクリーンなイメージ。

 

でもこの本には彼女らしさを失わず、でも自由におしゃれを楽しんでいるのわかる。

 

日本の同年代の女性がちょっとひるみそうなショートパンツなどのおしゃれも楽しんでいてそれがとてもお似合い。

 

厚底のピエールアルディの靴も載っているが、

こういう靴もコーディネートでそれなりの年齢の女性も楽しめるということがわかりちょっと目からうろこ。

 

「欲しい!」と思ったのは、

PERRIN PARIS(ペラン)のクラッチバッグ

 

クラッチバッグにグローブがついているものや、ブレスレット状のものがついているものなど”バッグは腕の延長にあるもの”というブランドコンセプト通りのバッグ。

 

パーティーが日常にあるフランスならではのコンセプトでとても素敵。

 

 

割烹着と前掛け

パリに住む中村江里子さんのイメージとはちょっと違って面白かったのは、

前掛けと割烹着。

 

家事をする時は、Tシャツにジーンズや短パンという汚れてもいい服装でしていたそうだが、割烹着を知人におすすめされて使ってみてから愛用するようになったそう。

 

これ、とてもわかる。

私も漂白剤を使ったりする時は、Tシャツに着替えたりしてたので。

 

エプロンとは違い、割烹着は袖もすっぽりカバーできるので、

洗い物の時やセーターなどを着ている冬にもとても便利そう。

 

中村江里子さんは、

短い丈とふくらはぎまでの長いものを両方使っているそう。

 

この本で紹介されていたものは中川政七商店のもの。

 

 

 

 

 

そして、中村家でコレクションしているのが藍木綿の前掛け。

 

なんと、10年前に旦那様と函館を訪れた時に、

旦那様のフランス人の情報で函館少年刑務所売店でしか変えないという前掛けを買うためにタクシーを走らせたのだそう。

それ以後、蚤の市で見つけたりプレゼントで貰ったりしてコレクションのようになっているそう。

 

フランス人には漢字アートのように見えるらしいので、

 外国人の方のプレゼントにも面白いかも知れない。

 

 

 

 

 カラフルなキッチン

 

この本には、バルト家のキッチンも載っているが、

テーマカラーはトリコロールだそうで意外にもとてもカラフル。

キッチンがとても広いのがリッチ。

 

キッチン小物もシンプルながらも美しいデザインのものを選んでいて

その審美眼が素敵。

 

アレッシィの塩コショウ入れもとても美しい。

 

アレッシィと言えば有名なのが

ワインオープナーエスプレッソコーヒーメーカー、レモンスクイーザー。

この3つは雑誌などでも目にしたことがある方も多いかも。

 

 

 

 

  
 
 
うちは卓上で塩コショウは使わないので、
エスプレッソコーヒーメーカーが欲しい。
 
私も、デザインが美しいキッチン用品にアップデートして
ちょっと出しっぱなしでも絵になりそうなものを選んでいきたいなぁと思う。
 
 
ガトーショコラやバナナケーキのとても手軽に作れそうなレシピも載っているので、おうち時間を楽しみたい人は是非どうぞ。
 
 
 
 
 
※おしゃれ面で言えば、
2013年発行とちょっと古いけど
『Erikoクロゼット AtoZ』がおすすめ。
 
レザーグローブや帽子などのおしゃれや
服をオーダーする楽しさ、
大ぶりアクセや好きなものを着る喜びなど
フランスのエッセンスも感じられる。
(個人的には、靴が大好きなので靴のページやロエベのページが楽しかった)
 
スカート丈などで2013年の内容というのがわかるけど、
中村江里子さんはいいものを長く愛用されるので、ずっと愛用できるおしゃれアイテムも沢山。